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【完結】 『(前略)あまりもの冒険譚!』こぼれ話。

いやー。……終わっちゃいましたね。

終わってしまいましたとも。

公開を始めた日を確認してみたらですね、2016/3/24とのことで。

2年!

実に、まる2年にも及ぶ長期連載になってしまいました。

これまで、年をまたいだ事って無かったんですよね。一番長くて、『終末東京で、俺は戦器を握らない』が1年とちょっと? くらいで。またいでるじゃない。ごめんなさい。

一言いいですか。

いやー。なんと言いますか。長かったわ……。

いやー。もう、最後まで読んで頂けた方は、本当にありがとうございました。

このアホ長い話を、よくぞ最後まで……。

人生初の、100万字超え(文字数)連載にもなりました。完結したので、めでたく100万字Web作家の仲間入りでございます。(そんな区切りは多分ありません)

実はですね、途中で分岐して終わる可能性が何度もありました。

第一章ラスト → グレンとリーシュの関係が作られて終わり
第四章ラスト → 主役4人が揃ってドタバタやって終わり
第八章ラスト → グレンの過去とリーシュの過去が繋がって終わり

第八章抜けたらラストまで書かないといけないなーと思ってたので、ここが最後の分岐点だったのですが。

何故かこのタイミングでランキングに載ってしまったので、なんだか終わるに終われず……。

結局、最後まで走り切りました。

長編連載はですね。後に続けば続くほど、話を作るのが難しくなっていくんですよね。

それまで書いてきた話との兼ね合いを考える時間がどんどん長くなっていきますし、プロットはどんどん複雑になっていきますし、登場人物もどんどん増えていきます。

チェリィの章あたりで、わりと登場人物がオーバーフローして、プロットを作っていく中で「なんだこれもうなんでこんな考える事多いの!? アホなの!?」なんて思っておりました。

それでも頑張りましたので、楽しんで頂けていたらなあ、と思うばかりです……。


以下、真面目にどうでもいい小話など。

○希望の、ゼロ・リスタート
2年前の2016年初頭にこのシーンを思い付いた事をきっかけにしてグレンオード・バーンズキッドが誕生し、2年後の2018年3月、このシーンを書きました。

『零の魔導士』の意味もようやくここで回収できて、ほっとしております。

ラストのラストまで、『勇気の』にするのか『希望の』にするのかを迷っておりましたが、未来に向けてという事なので、『希望の』を選択してみました。


○登場人物が実は全員ウイスキーの名前
シングルモルトウイスキーが好きでよく飲んでいたので、こんな名前のラインナップになりました。有名どころばかりなので、検索するとすぐに出てきますよ。よろしければどうぞ。

ヴィティアだけは、ボウモア(アイラの女王)をもじりたかったのですが……どうあがいても可愛くならなかったので、こんなカンジです。

この話を書いているうちに、実は蒸留酒アレルギーっぽいという事が判明しまして、ウイスキーが飲めなくなりました。なんか蕁麻疹みたいなの出るんですよね。

ストレートで飲みすぎたのでは……。


○グレンオード視点以外の場合は、記事タイトルの末尾に『!』が入る
気付いていた方はどのくらい居るのだろうか……。

個人的には一人称視点で話を書き出したら一人称! を貫きたかったのですが、この話は登場人物それぞれにスポットが当たるようにしたかったので、結局このような形になりました。

『○○サイド』と書くのが個人的にあまり好きになれず、代案として文章で読んでも分かるように意識して書いてみたのですが、分かりにくかったら申し訳ございません。


○ヒロイン(リーシュ)が可愛くないんですが
書籍版はだいぶ改善してます。でも、本当に申し訳ない。

……可愛くないですか? ダメ? ……ダメかあ。可愛いと思うんだけどなあ。

ということで、次作は気合い入れて、かわいいを作ります。


○書籍化リクエスト→失敗→その後
気になっている方もいらっしゃるのではと思いますので……誠意も兼ねまして、報告させて頂きます。

2018年3月現在、特にお声掛けは頂いておりません。

最終回書くまでは粘ろう、と思っておりました。半年待ったので、まあもう無いかな、と思っております。

期待させてしまった方、本当に申し訳ない。でも期待して頂きまして、本当にありがとうございます。感謝、感謝です。

まあでも……いいと思うんですよ。書籍化したからって、作品のクオリティが自分の限界を超えて上がる事は、決して無いわけですし。

無事あまりものも完結した事ですし、次はあまりものの10倍面白い話を書けば。そうやってステップアップしていけば、いつか届くのではないでしょうか!

すいません。私自身の限界もあるので、2倍目処くらいで……やらせてください……

今は、そんな事を考えております。


○幻の書籍版『(前略)あまりもの冒険譚!』第一章について
今、この作品はなろうコンに参加しておりますので、これが落選した頃にでも公開しようかなあ、なんて考えております。

2ヶ月にわたって書籍用にプロットを練り直しました。元編集さんの友人に頼んで一緒にプロットを考えてもらい、校正も入れました。

モニターも老若男女10人以上を用意して、引っ掛かる所・面白くない所を挙げてもらい、考えられる最良の第一章を作り直しました。

これが誰の目にも留まらないというのは、さすがにちょっと悲しいので……。

とはいえ、基本路線は同じです。Web版の飛び道具的なギャグを意識しつつ、今度はグレンオードの方にもドラマを作っております。

完結はしましたが、よろしければ公開後に読んでやってください。

こちらは公開前にまた、活動報告で周知させて頂きますね。


○次回作について
私にこの作品を超えろというのが、まず無理難題じゃないのかと思いつつ……。

まだまだ弱点もあるので、まずはそれを洗い出す所から始めてみようかなと。

今日の無理を明日の可能に変えるんですよ。仕事というのはですね、そうやって良くなっていくんですよ。だから考えるんだ……!

そんなことを、自分に言い聞かせております。

……あ、次は一段落して完結できる所までプロットを書いてから挑もうと思います。

やっぱり一章ごとにタイムラグがあるのは、読む側が少しくたびれてしまいますよね。と思いまして。

平日5日間、完結まで毎日更新とか、そんなのが良いなあと。

5,000字一話 * 20日 = 100,000字で、一ヶ月で一章が大体終わって、それが三ヶ月で30万字くらいで完結。プロットでいうと30~36シーンくらいでしょうか。

そうすると、登場人物は4人くらいが手頃でしょうね。

……うん。お手頃で、書く側も読む側も負担のない長さではないでしょうか。

それなら毎日更新しても全然いけるなー。

なんて。

もう若くないんだから、あまり無理のない所でいきましょう。



色々ありましたが、どうもありがとうございました。

明日も元気でがんばろー!

2件のコメント

  • 2年間お疲れ様でした。
    読み専門なので上手い文句は書けませんが、この物語を最後まで読めて本当に良かったです。
    次回作も是非読ませていただきたいと思いますので、また頑張って連載して下さい。


    あ、出来れば…☆出ますも更新していただけると嬉しいです(笑)
  • >hakuten様
    どうもありがとうございました!
    こちらこそ、最後までお読み頂きまして、本当にありがとうございました。読者の方がいることが、心の支えになっております……!
    次回作も頑張ります!

    ようやくあまりものが完結したので、☆の方も書いていこうと思っております(笑)
    こちらはのんびり更新でいこうと思っておりますが……!
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