わたしは以前聞いて納得した、というか面白い考えだなと思った話が二つありまして。
ひとつはタイムマシーン。
もし、タイムマシーンが作られるのなら、今未来から人が来ているはずだ。
環境問題だって解決させているに違いない。だからタイムマシーンなんてできないって理論。
未来人に気づいてないだけだとか、さまざま反論はあるだろうが、結構納得したものだ。
もうひとつは人間以外の知的生命体(宇宙人)なんて存在しない説。
宇宙は広大だ。確率から言えば、人間と同じ、いやそれ以上の知的生命体は無数にいて当たり前なのだ。
だが、この当たり前こそが宇宙人なんて存在しない証拠になるんだと。
この一見宇宙人が存在する根拠になりそうなものこそ、存在を否定する根拠になるってのが面白かった。
なんでも、生命体はいずれ外の星へ進出する。星の資源がなくなるからだ。
しかし、生命体には寿命がある。だから、星々を探索するのは無機物。すなわち機械になる。
機械が他の星へ行き、そこにある資源で自己を増殖させる。
そうしてまた他の星へ旅立っていく。それが一番効率がいいんだと。
要は移住可能な星を機械に探させるわけだな。
となるとだ。
星にその痕跡が残るわけだ。機械が自己増殖して探索したなごりみたいなものが。
それがいっさいないんだと。
宇宙の歴史から考えれば地球なんて若造も若造。知的生命体はすでにいて当たり前なんだ。
でも痕跡がまるでない。
太陽系を探索したカケラすら見つからないんだと。
生命体ならあちらこちらに移動して戻ってこなくてもおかしくないけど、機械だから残っていないとおかしい。だって増殖したんだから。
そんな理論。
これも各種反論はあるけれども、なかなか面白い考え方だと思った。