書きたいものを書きたいように書く。これが一番。そこに自分が没頭できるもの。書いてて楽しいもの。自然と書いてしまうもの。そう決めました。それを『評価』の上位に置きました。
⋯⋯ただ、『完成させる』ということも同じくらい大事。だから僕は締め切りを待つためにカクホリコンに応募した。
でも、うまく書けないことがとても辛い。ぜんぜん間に合う気がしない。間に合わせるため納得がいかないまま原稿を埋める。それは苦痛を生み、第一の信条に反することになる⋯⋯。
気分はますます滅入る。
だからブレイクスルーのために、僕は次の二つを自分に言い聞かせた。
1. 何の基礎訓練もなく初めて書いた小説だから、うまくなくて当たり前。読者を十分に満足させることができなくても当たり前。だから一切の人の目を気にせず、締切に合わせてやろう。
2. ただし、読んでくださった方々に、『読み応え』を──どれほど拙くとも未熟でも──もたらそうという努力は、絶対に忘れないこと。
だんだん何を言ってるのか分からなくなってきた⋯⋯。
が、やります!