@isako

新堂舞太郎は死後悪霊となった。生者を水辺に誘い込み溺死に至らしめる水害霊である。溺れ死んだその魂は残念ながら天に召されることもなければ輪廻の輪に組み込まれることもなく、かといって…

しみちゃんには変な噂があってそれが幽霊を食べるっていうのでほんとかどうかはわかんないんだけどそのせいでしみちゃんはちょっとクラスで浮いていて私も距離を置いていて、でもしみちゃんは…

さぁさぁ皆の者集まった集まった。 今年もやりますもちろんやります年始恒例「御前試し合い」。 今年はちょっぴり様子が違うぜ今年はなんだか一味違う。 それでは戦士の紹介だァッ――。

山から降りて都会で暮らす狐は、同じ山に棲んでいた狸に出会う。

西田摩遊（にしだ まゆう、1997年8月21日 - ）は日本のシリアルキラー。20NN年10月31日に三十四人の男女が殺害された渋谷ハロウィーン殺人事件の被疑者として逮捕。（Wi…

ザリガニおじさんっていうのはうちの地元では流行ってる都市伝説、というか田舎伝説で、まぁつまり中学生の与太話ということなんだけど、おれたち中坊のあいだでは結構な説得力のある話になっ…

僕の友人はこの世界にたったひとり。彼は山の上の屋敷に住んでいる。彼は人間ではない。彼は吸血鬼だった。

〈男〉の処刑が始まった。それは誤訳にまつわる、偉大な物語の始まりでもある。

いい夢を見たな～ってとき、それに百合的な肉付けをして掌編にしたものを放り込みます。

せっかくいい大学をでたのに、地球が侵略されてしまっては学歴も風に散る。 エイリアンに支配されてしまった日本で、〈おれ〉はクソのような人生を愛車ととも駆け抜けていく。

人里はなれた山小屋に住む男にはひみつがある。彼の頭は山羊そのものである。 そして彼の人生を縛るのは魔法を使う恐ろしい悪魔たちだった。

人間関係に消極的な「僕」。彼が望もうと望まないと、あらゆる〈縁〉はつながり広がっていく。

「彼女」から手紙が届いた。あのひとらしい、回りくどさと、わかりやすさがそのまま現れたような手紙だった。そしてその手紙は、僕にとってどこまでも致命的なものだった。 *NOVEL…

西暦2xxx年のどうしようもない冬に一人の天才科学者がタイムマシンを発明した。 そして人類は緩やかな終りに向かって舵を切り、俺にはあいつとヌードルがあった。

孤独な青年ウラノと、夢破れた男ジョージ。二人の雨男を結びつけるのは、血と呪いの物語。

余所者の息子である濠一は、河沿いの村においてどこか排他された存在だった。

フラノとミーア。二人の少女が旅の中で触れるものは、世界と、お互いの愛。

町の新入りである「僕」はほとんど強制的に『豚殺し』の仕事に就く羽目になる。 無味乾燥な日々を過ごす中、ある日時刻を知らせるらっぱの音が止まった。 ＊「作家でごはん」にかつて投…

毎日を労働と生活で埋め合わせる「私」に、一つの齟齬が現れ始める。