これぞまさにディストピアといった感じである。素晴らしい。実に文化的だ。
この世界観で長編になったとしても充分に楽しめることうけあいである。

舞台は『文化』による平等な世界。
その実態とは……

内容は興味深かったです。
人間の不完全性っていうのは面白いものです。
世の中に出回っている本の大半はそもそも不完全な人間がいればこそのテーマで執筆されていますから。
この作品、オススメです！
中盤あたりから面白くなってくるので、ぜひ！

人を殴り殺せるくらいの密度を持った、硬質で哲学的なディストピア小説。物凄い文章力に感嘆することしきりでした。