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着物について

こんにちは😊
今日もやはり、昼間は暑いですね。
今月も残すところ、後2日程になりました。
来月で10月になりますし。
そろそろ、衣替えのシーズンでもあります。
さて、タイトルにあるように着物について書いてみたいと思いますが。
↓の絵は貴族で若い女性の外出着になりますね。
名称を細長(ほそなが)と言いました。
確か、あの「源氏物語」に出てくる夕顔の君の娘さん、玉蔓(たまかずら)さんも着ていた場面があります。
後の光源氏の正妻になった女三宮さんも着ていましたが。

細長は晴れ着でもありました。
院政期の時代には宮中に出仕する女性の正装代わりにもなっていたそうです。
ひな祭りでお雛様が着ている十二単衣も平安期の貴族女性の正装姿になりますが。
正式名称は、褻(け)の装束と言いました。
裳唐衣姿とも。
まあ、春や秋、冬場はいいんだけど。
真夏ではきつかったようですね。
だからか、夏装束もありました。
こちらは五つ衣(いつつぎぬ)と言う五枚重ねの着物を小袖に替えて、裳も薄めの布地で作っていたとか。
一番上に着る唐衣も夏用にしていたとも聞きます。

もちろん、いつも女性が十二単衣を着ていたわけではありません。
普段は単衣(ひとえ)という長めで大きめサイズの着物に袿(うちぎ)を二〜三枚重ねるくらいだったそうです。
下には小袖、長袴というラフな感じでした。
まあ、寝る時は単衣と袿を脱ぎ、小袖に袴姿で過ごしていましたが。
単衣、袿は掛け布団代わりにも使われていました。
夏場では長袴、薄めの布地で仕立てた上着を一枚だけ、羽織って。
かなり、ラフで涼しげな姿だったとも言いますね。
この上着を生絹の単衣(すずしのひとえ)と呼んでいました。
本当に肌が透けて見えるくらいには薄い布地だったんですね。
室内だから、着られたんでしょうけど。

それでは、また(_ _)

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