こんばんは。
犬飼風です。
いつも「シニガミ・キリングフィールド」を読んでいただきありがとうございます。
二章も佳境ということで、流石に一章のネタバレはしてもいいだろうと思い立ったわけです。
長らく放置してしまいましたが「登場人物についての雑記」第五弾を公開したいと思います。
興味のある方はどうぞ。
ネタバレアリアリアリーヴェデルチです。
・レックス
ラグナロク所属の死神
元から組織を裏切る気だったというのは本編でも描きましたが、無策でカグツチに挑もうとしていたわけではありません。
例えば作中で二度も「聖火」による攻撃を受けているのですが、効いてませんね。
覚えてない?効いてないんです!
二度目は押し切られましたが、背中の傷によるものです。
炎対策はしっかりとしてあったというわけですね。
ちなみに愛刀の「白鴉」も詐欺師の隠語だそうで、そこから名付けました。
本人が知っていて名付けたのかまでは決めていません……。
本名はレックスではありません。
レックスはラテン語で「王」を意味する単語です。
どうして本名を隠しているかというと、自身の統治を恥じているからです。
が、王であった事実は戒めとして捨てずにいます。
遠征に次ぐ遠征で財政を顧みなかった彼の統治は重税という形で民に降りかかります。
その後始末は弟がするわけですが……。
世界史を履修していた方にはなんとなくわかるでしょうか?
「どの辺が死神要素なのか」などをさらに考えないといけないので、明言はしません。
めんどくさいわけじゃないよ。
権能が身体強化のみなのも、自身が生前に得たものは全て民の犠牲に成り立っていると理解しているからで、自らの統治や戦果に自信があれば何らかの能力が残ったのではないかと思っています。
作者が自キャラに「思っています」ってなんだ。
彼の死神としての過去についてはまだあまり触れられないのですが、当時から上位の死神です。
彼の過去が絡んだエピソードは現在絶賛執筆中です。
お楽しみに!
・ティルヴィング
ヘルムヴィーゲの配下の死神。
魔剣の名を持つ人物ですが、魔剣本人でした。
ヘルムヴィーゲの直属で出すのはオリキャラ、史実で一人ずつにしようと思い、史実からはベルリヒンゲンを出しました。
結果オリキャラの方は色々考えた結果、人外キャラで行くことにしました。
人外なら対カグツチ要員としても使えるし、トンデモ権能を搭載出来ますしね。
魔剣を題材にしようということでダインスレイヴと最後まで迷いましたが、持ち主が破滅するという呪いが題材として使いやすそうということから採用。
そして正体は歴代の持ち主と「ティルヴィング」に斬られた者の怨霊集合体ということに。
単純に「意思を持つ剣」よりちょっと捻りたかった部分がありました。
アヌビス神という大先輩もいらっしゃることですし。
ヘルムヴィーゲが面白がって死神にしましたが、悪霊の段階でも並みの死神では相手にならない程度の実力を持っていました。
スペクトル?あの千年自給自足マンに倒せるわけないじゃないですか。
そして本気モードの「根源抜刀」はカッコよくしようと色々考えた結果です。
元の悪霊に戻るという意味での「根源」
そしてそれを解き放つという意味での「抜刀」
ね?カッコいいですよね?
なんやかんやで一章以降もヘルムヴィーゲの直属としても活躍します。
壊れても治せるのが最大の利点。
人格は変わりますが。
強化人士とか言わないで。
・カグツチ
ラグナロクの首領
第一章ラスボスです。
最後はクウガのダグバ戦みたいな殴り合いみたいな感じにしようとも思いましたが、それまでの傲慢っぷりから惨めに逝ってもらおうということで一方的な感じに。
生い立ちと設定については大体本編で語ってしまっていますね。
彼を採用した理由は「ラグナロク」という名前の組織のボスが日本の神だったら面白いかなあということと、神を殺したことのあるという実務経験です。
当作品は何かすごい者を倒したという実務経験のある方、有資格者を募集しています。
ビジュアル面は凶悪な藤原佐為をイメージしています。
話は変わりますが純粋にラグナロクの理想を目指していたのは彼と伯爵と娘々くらいなんですよね。
裏切り者はいるし、不破は利用されているだけ。
クリークに至っては戦えればどっち側でもよかったんでしょう。
台詞の無いキャラは何でラグナロクにいるかも不明ですし、クロウリーはかませ。
バラバラですね。
完全なカグツチによるワンマンチーム。でも彼が本当に強いから成り立っています。
カグツチの後も未掲載分含め色々キャラクターを書いてはいるのですが、最強ランキングみたいなものを作ったらTOP3には入ると思います。
神を狩っていた時代はもっと強かったと考えると本当に恐ろしいキャラクターです。
重要人物を掘り下げたため三人しか紹介できませんでしたが、今回はこのくらいで。
二章が落ち着いたらまたやりたいですね。
それでは今後ともよろしくお願いいたします。