いなばー

ミドリの幼馴染み・タケルには大きな問題があった。 あまりにかわいすぎるのだ。男のくせに。 一方のミドリは男子より女子の方から告白されるくらい男っぽい。 これは、あまりにかわいい男…

幼馴染み相手に失恋した女の子の話。 百合です。

山下はウザいことばっかしてくる。 あたしがノート貸したげたらお尻向けたネコの落書きして返すし。 「ケツの穴が特にうまくいった」じゃねーよ。 ひたすらウザいのに、親友ふたりはあたし…

　ちいさい頃、三人はいつも並んで歩いていた。 　いつからだろう？　わたしだけ後ろから付いていくようになったのは。 　前をいく二人はまぶしくて、その隣にいる勇気がなくて。 　お似合…

女の子同士の惹かれ合う関係を描いていきます。 いつも一緒の友達のことを想っている。想われている。 伝えられていなかったり、伝えているけど恋人にはなれていなかったり。 テイストは各…

昇降口の廊下側でアイツを待つ。 アイツ、今どんな顔してるだろ？ そんなに仲良くしてるわけでもない女子から告白された時の中学生男子の顔。 迷惑そうにはしないだろう。あたしの幼馴染…

私はモノトーンの世界に生きている。 そして、この色彩のない世界が気に入っていた。 凪のように静かで。 だから、小野寺小雪が疎ましい。 キラキラしている彼女が近くにいると、ハレー…

小夜がラブレターをもらったと、私は知っている。だけど知らないふりを決め込んだ。なのに、小夜はその清らかな想いを伝えようとした。そうされても私は自分の想いを伝えられない。私の望みは…

大友君は、恋の相手としてはかなりの難敵だ。 「小早川は事あるごとに甘い物だな。そんなんだから太るんだ」 ぐっさああ！！ いきなりのクリティカルヒッッット！！！ いや、確かに私は…

舞台は現代日本の田舎。 サーシャとリータは仲よし双子姉妹だ。 身体の弱いサーシャは家から出ないが、いつも自身の超能力でリータを助ける。 ある時、男が小学生に声かけをするという事…

「ねぇ、一番の思い出は？」 真知が速人に問いかけた。 （簡易的なゲームシナリオ形式です。）

夜遅く。 とある会社の一室で、男女二人がキーボードを叩いていた。 女子の方が言う。 「三宅、黒光りする長くてごんぶとの奴が欲しい」 （下ネタ注意！）

会社の同僚たる加藤と三宅が回転寿司屋で食事。 三宅が手にした皿を見て加藤が声を上げた。 「それって、セクハラ！？」

俺、浜口快人は童貞だ！ しかしそれも今日までの話。 極上の女たる神在華子《かみあり　はなこ》が俺に言った。 「浜口快人、私と付き合いなさい？」 この物語は、脱童貞を果たした俺と…

皆川君のために毎日お弁当を作る私こと安達。 ……でも、いつも彼には渡せずじまい。 そんな時、同じクラスの椎名君が話しかけてきた。 「安達が作った弁当が食べたいんだ！」 他の男子の…

犬上は殺し屋。 待ち合わせ場所に行くと現われたのは制服を着た女子高校生だった。 こいつが今日のパートナー？ まず着替えろと言うと、その女・優子は服を買えと言い返してきた。 「クリ…

いろんな恋模様をまとめた短編集。 大恋愛というよりは、日常の中からぽっと現われたような小さな恋を扱います。 学校、職場、街、店、幼馴染み、同級生、同僚、ご近所さん。 いろいろなシ…

少年は母親の死後、武術を捨て無為な日々を過ごしていた。 ある夜、彼は長い黒髪のセーラー服の少女と出会う。 穏やかな時を過ごす二人。 しかし少年の名を聞いた途端、少女は敵意を剥き出…

勇者マクシミリアンは、最終決戦の場たる純白の城に足を踏み入れた。 そこに待ち受けていたのは黒いローブをまとった魔王。 ゆっくりと立ち上がった魔王は言った。 「……好きです」 そこ…

今日、私はワケありで中学校をサボった。そしたら知らない女の人に見つかって捕まってしまう。見逃してくれないその若子さんは、監視だとか言って私にカバン持ちをさせた。彼女が持っていたの…