• 異世界ファンタジー
  • 現代ファンタジー

📢更新しました。累計1038万PV突破の人気作!🎉✨

📕「飯屋のせがれ、魔術師になる。」(異世界ファンタジー)
(「第4回一二三書房WEB小説大賞/コミカライズ賞(コミックポルカ)」受賞)
🌎https://kakuyomu.jp/works/16816927863114551346

ご愛読&応援ありがとうございます。🙇

📖「第675話 さてそうなると、目玉が欲しいねえ。」
🌎https://kakuyomu.jp/works/16816927863114551346/episodes/16818622171352620551

📄単純なあいさつ回りのつもりだったが、ひょんなことから王立アカデミーで「魔道具見本展示会」を開催することになってしまった。
 もちろん、あくまでも展示会であって商品の優劣を競う品評会ではない。

「そうは言ってもだ。業者同士が商品を持ち寄るということになれば、そこはねえ。競い合うなと言うのが無理な話じゃないか」
「――面倒くさい」

 アカデミーから戻ったスールーは、すっかりやる気を出していた。それに当てられて、サントスの方はいささか迷惑そうだ。

「何だね、キミは? ひょっとして自信がないのかい?」
「冗談言うな。負けるわけない」

 サントスの性格を知り尽くしたスールーは、涼しい顔でサントスをあおる。技術に関してプライドの塊であるサントスは、まんまと乗せられて目をぎらつかせた。

「まあ、いいんじゃない? せっかくの|見世物《・・・》だ。派手にやった方が面白いだろう」
「さすがだね、トーマ。わかってるじゃないか」

 トーマもエンジニアだが、サントスよりは商売人寄りだ。キムラーヤ商会の事業を進める際に宣伝が大切なことを学んでいる。
 王立アカデミーが舞台ならメシヤ流工房にとって格好の宣伝機会となるだろう。

「さてそうなると、目玉が欲しいねえ」

 スールーは腕組みをして思案を始めた。……

+++++

お楽しみください。🙏😊

コメント

コメントの投稿にはユーザー登録(無料)が必要です。もしくは、ログイン
投稿する