🏆「第3回Solispia文学賞」にて「最優秀賞」を受賞しました。🎉✨
(参加総数87作品の広き門🚪)
📕作品名:「鉄と草の血脈」(「カクヨム」で公開中)
🌎
https://kakuyomu.jp/works/16817139554765887336🖊独自の世界観あふれる歴史ファンタジー。是非一度読んでみて!🙏😊
++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
日本史上最大の怨霊と恐れられた菅原道真は、時の関白藤原時平の姦計によって大宰府に左遷され、その地で非業の死を遂げたと言われている。
道真は死後天満大自在天神と呼ばれ、日本各地の天神社、天満宮に祀られた。
道真の怨霊は奔放最大の祟り神とされ、時平を始め数多くの人間を呪い殺したと言われている。
何故それほどに恐れられ、しかも神として祀られたのか?
その陰には、「鉄と草」をアイデンティティとする一族の暗躍があった。
鉱山と繊維。かつて日本の産業を支えた2つの柱は、日本の歴史を陰で支える一族の力の根源でもあった。
野山を走り鉱石を掘り出し、鉄を作り出す。草木、金石から薬を作り出す。あるいは葛、麻、生糸から布を生む。
土木、建築の技術は都の造営、寺院の建築、そして民の住居を支えていた。
そして、火薬。元寇勢が鎌倉武士を脅かすよりもはるかに昔から日本には火薬が密かに伝わっていた。天神とは火薬を自在に使いこなす秘術を有する集団だった。
皇室を支え、日本の近代化をもたらした影の集団、「天神」の存在を歴史上の出来事の陰に推理する。
二人の酔っぱらいが安酒を呷りながら、歴史と伝説に隠された謎に迫る。
吞むほどに謎は深まる——。