📕「飯屋のせがれ、魔術師になる。」(異世界ファンタジー)
(「第4回一二三書房WEB小説大賞/コミカライズ賞(コミックポルカ)」受賞)
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https://kakuyomu.jp/works/16816927863114551346+++++
🎬「ハリウッドよ、これが異世界ファンタジーだ!」✨
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📖「第648話 「イドの釘」は打ち込んだ。」
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https://kakuyomu.jp/works/16816927863114551346/episodes/16818093092196965174📄「王立騎士団のシュルツ様! これは失礼いたしました! ただいま奥へご案内いたします」
プリシラは深く頭を下げてから、シュルツを商談用の応接室へと案内した。自分では手に余るので、店主のコッシュを呼ぶつもりである。
部屋の入り口で若いメイドに紅茶を用意するように指示し、自分はシュルツを誘って応接室に入った。
「どうぞおかけください」
「うむ。休ませてもらおう」
「商会の主コッシュを呼びますので、よろしければ本日の御用向きを改めてお聞かせください」
取り次ぐにしても話の内容をある程度伝える必要がある。プリシラが自分で対処するわけではないが、主人のために事前に情報を整理するのは使用人の役割だった。
「先ほど言った通り抗菌剤、毒消し、傷薬の定期仕入れについての相談だ。王立騎士団の常備薬としてどの程度用意しておくべきかの意見も聞きたい」
「かしこまりました。主にはそのように伝えます」
そこへ頼んでおいた紅茶が運ばれてきた。……
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お楽しみください。