📕「飯屋のせがれ、魔術師になる。」
(「第4回一二三書房WEB小説大賞/コミカライズ賞(コミックポルカ)」受賞)
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https://kakuyomu.jp/works/16816927863114551346+++++
🎬「ハリウッドよ、これが異世界ファンタジーだ!」✨
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📖「第643話 サントスは嘘をついたのです。」
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https://kakuyomu.jp/works/16816927863114551346/episodes/16818093091444946318📄「それがどうした? 魔道具工房に|短杖《ワンド》が置いてあっただけだろう?」
王都に戻ったディクスンに問い返す男の姿があった。
王立騎士団長のシュルツだ。
ディクスンを裏で操っているのはシュルツであった。
「不思議はないと思うが」
不審気なシュルツの言葉にディクスンは首を振った。
「あの短杖は|商《・》|品《・》ではありません。明らかに使い込まれた|道《・》|具《・》でした」
ディクスンは経験豊富な商人の目で見て、そう判断した。
「おかしいだろう。工房主サントスは|非魔力保持者《ノーマル》だと聞く。奴に短杖は使えないはずだ」
実際にサントスは短杖を「魔術発動具」の試作品だと言った。魔力を持たないサントスに、それを扱うことはできない。
「サントスは嘘をついたのです。商品だとしたら、あれだけが机の上に置いてあるのはおかしい」……
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お楽しみください。