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【🌅朝の宣伝/新話予告】明日の「🍚🥢飯屋」は……。

📕「飯屋のせがれ、魔術師になる。」――累計810万PV突破!🎉✨
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ご愛読&応援ありがとうございます。🙇

🖋明日は木曜日。新エピソードを公開します。

📖「第573話 り、料理と比較するか……。」

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魔法ってどうやって教えるんでしょうね?

体の中に流れる温かい物? それが魔力だ?
それを集めて圧縮しろ?
呪文を唱えながら魔力を放出する?

……覚えられる気がしません。

メシヤ流魔法はこうやって教授する、というメソドロジーを前話から展開しています。
魔力を失った元魔術師と、ド天然天才魔法少年の凸凹コンビがあーでもない、こーでもないと、魔法教授法を模索します。

ハリ〇タが省略した「方法論」をぜひご覧ください。

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📄「おかげで属性魔力の引き出し方と、術の授け方がわかりました。マランツ先生に暗示をかけてもらえば、生徒の習得が早くなりそうです」

 ステファノはどの段階でどのような誘導をしてほしいか、マランツとの役割分担を詳細に練り上げた。

「お前が編み出した生活魔法は、これまでの生活魔術とは似て非なるものじゃな」
「利用する因果はほぼ似たようなものですけどね」

 一言で言って従来の生活魔術は単純な現象を呼び出すに過ぎなかった。
 種火の術では小さな火をともす。|微風《そよかぜ》の術では弱い風を吹かせる。清水の術では少量の水を作り出す。
 そういうシンプルな術だ。

 便利ではあるが、魔術が使えなくともその程度のことは普通にできる。初級魔術師が冷遇されるのはそのためだった。

「生活魔法とは『結果』をもたらすものなんじゃな?」

 マランツから見ると、洗浄魔法は衣類をきれいにするという結果を、掃除魔法はゴミを取り除くという結果をもたらす。風が吹くという「現象」を目的とする魔術とは、目指す方向がまったく違っていた。

「そうですね。こうしたいなという願望から作り上げた術式なので、それが反映されているかもしれません」

 ステファノは事もなげに言った。

(こいつはそれがどれ程の偉業であるか、わかっているのか?)

 自分が求める結果を導くために術式を練り上げる。それは、一流の魔術師たちが人生をかけて取り組むべき課題であった。……

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お楽しみに~。🙏😊

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