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📢更新しました。累計585万PV突破の「🍚🥢飯屋」。🎉✨

📕「飯屋のせがれ、魔術師になる。」
📖第526話 型の意味を考えていたら、こうなりました。
🌎https://kakuyomu.jp/works/16816927863114551346/episodes/16818093074962581211

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📄『始めから強く撃つ必要はない。必中にこだわる必要もない』

 ネオン師は確かにそう言ったのだ。普通の注意かもしれない。
 しかし、それも「極意」の一部であるとしたら、どうだ。

(投げやすい石を選ぶのは、|違う《・・》のかもしれない)

 角が立った石は、たいてい不規則な形をしている。握りにくく、投げにくい。
 だが、石とは本来そういうものだ。

 どこにでも落ちている小石を拾って武器とする。それが|礫《つぶて》術の本質だとするなら、投げやすい丸石を探すのはおかしいのではないか?

 ステファノは無意識に集めていた丸石を台に戻し、角ばった石を拾い直した。

『いつもいつも形の揃ったジャガイモがあるわけねえ。何のための包丁だ? 大きさは切る時に揃えりゃいい』

 与えられた材料を使いこなすのが、職人の技量というものだ。バンスはそう教えてくれた。

 そう思ってみれば、ネオン師は丸石を選んではいなかった。

(どんな石でも使いこなせなければ、型を身につけたとは言えない)

「|手裡八方《しゅりはっぽう》」の型をステファノが1時間繰り返した頃、ネオン師が試射場に戻って来た。

「工夫をしていたようだな」

 ステファノの様子を見て、ネオンはそう声をかけた。

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📕「飯屋のせがれ、魔術師になる。」
🌎https://kakuyomu.jp/works/16816927863114551346

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魔法の深淵に迫る、空想科学ファンタジー。

瞑想、幻視、覚醒、想像、調和。
拳法、杖術、礫術、縄術、柔術。
推理、暗号、陰謀、探索、政略。
発明、発見、創意、工作、研究。
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