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📕「飯屋のせがれ、魔術師になる。――知力ひとつで成り上がってやる。」
🌎https://kakuyomu.jp/works/16816927863114551346

📖第519話 その時、王子はめまいを感じた。
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📄大広間の壁両側にずらりと諸官が並んでいるため、どこから見ても身を隠せるよう、ステファノは炎の中にいた。

 イドの鎧でガードしているため、短時間であれば高熱に包まれても危険はなかった。

 ほとんどの見物人は炎が発した閃光をまともに見てしまい、視覚を一時的に奪われた。目を開けていても、真っ赤な幻が視界を覆っていた。
 だが、一部の人間はそうではなかった。

 ステファノが術を宣言した瞬間、目を固く閉じたり、腕で覆ったりして光を遮ったのだ。
 その中には、ジュリアーノ王子も含まれていた。

 もちろん情革研改め、情革恊の3人もすばやく両眼を守っている。

 一瞬で位置を変えぬ限り、炎が消えればステファノの姿は丸見えとなる。ステファノは、一体どこへ逃げるか?

 ジュリアーノ王子は研究報告会での実演の様子を聞き知っていた。ドイルの挑戦を受け、ステファノは講堂の天井に貼りついたと。

 王宮大広間はアカデミー大講堂よりもさらに高い天井を有していた。10メートル近いその高さまで、ステファノは見事跳んで見せるのか?

 遁術そのものの成功如何よりも、王子はそれ程の跳躍が見られることに期待していた。

 ステファノを燃やし尽くさんばかりに燃え上がった炎が、名残もなく消えた。

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