📖第513話 魔法って本当に便利だ。
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https://kakuyomu.jp/works/16816927863114551346/episodes/16818093073188480091+++++
📄王都までの旅。その先々で|中継器《ルーター》を設置することが、旅の目的の1つだった。
あくまでもついでのことであり、それを主目的とする旅ではなかったが。
既に|呪《まじ》タウンとギルモア家領との間は通信網が結ばれている。呪タウンと王都を結べば、ギルモア領から王都へも直接連絡できるようになるはずだった。
世話になった人に魔道具を渡すことは、ついでのついでであった。メシヤ流「魔法具」の宣伝にはなるが、数軒の家で配ったところでその効果はたかが知れている。
あくまでもステファノの自己満足であった。
(洗濯や掃除の魔法具なら、悪用されることもないだろう)
下働き時代に自分が苦労していた作業。それを楽にしてくれる魔法具をお世話になった人に使ってほしい。それだけの気持ちである。
旅の日課は朝の鍛錬だ。型の修行はやればやるほど面白い。
特に、イドの高周波化を覚えてから技の切れが格段に良くなった。
(恐らくこれが「|勁《けい》」というものだろう)
武術の達人が長年の修行によって獲得する極意を、自分はイドの制御により実現したのだと、ステファノは考えていた。
あるいは両者はまったく異なるものかもしれない。だとしても、ステファノは自分が極意に近づける限界がここまでであろうと推測していた。「上手に体を動かすこと」はできる。だが、名人・達人の領域で精妙至極の動作を為すには至らないだろう。
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📕「飯屋のせがれ、魔術師になる。――知力ひとつで成り上がってやる。」
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