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📢【🌄朝の宣伝】「🖥うちのAIが転生させてくれたので異世界で静かに暮らそうと思ったが、外野がうるさいので自重を捨ててやった。」【完結】

🌎https://kakuyomu.jp/works/16816927863047596907
(「🐲第5回ドラゴンノベルス小説コンテスト」参加作品)

📢読者選考期間中――未読の方はぜひユニークな世界観をお楽しみいただき、レビュー★、作品フォローでの応援をよろしくお願いいたします。🙇

◆レールガンと超音波砲、火炎放射もつけといて? 後、超磁力と不老不死も。

◆AIアリスに守られて、東明60歳は20歳の冒険者として異世界に転生した。目指すはスローライフ! 不老不死に自動回復でしょ? 火炎放射だ、電撃だ。レールガンに超音波砲もつけといて? ついでに超磁力も。お気楽冒険譚の始まりだ!

◆お気楽ムードのマイペース主人公&「3つの下僕(しもべ)」たちの活躍をお楽しみください。🙏

📕第10話 アリスさん大変身! ボクでロリで猫なのニャ!

「付き合わせちゃってすみませんね、ウェンディさん」
「仕事ですから」
「お陰で随分お安く買い物が出来ました」
「当商会での取引としては、妥当な価格でしょう」
「さすが大店ですね。最後にお願いが」
「――何でしょう」

 さすがに顔が引きつってますね。大丈夫。無茶なことは言わないから。

「明日からしばらくは砂金採りを続けます。毎日夕方メラニーさんに会いに来るので、その後で買い取りをお願いします」
「それは当然の仕事です」
「それとは別に週イチで買い取りをお願いしたい物があります」
「何でしょう?」

 これはアリスの作戦ではなく、俺の考えだ。

「採れた金で細工物を作るので、その買い取りです」
「そんな技術をお持ちなんですか?」

 ウェンディさんが驚いて、聞き返す。

「たいしたもんじゃないけど、アクセサリーとかね」
「金を売ってしまったら作れませんよ?」
「もちろん金が十分集まったらという話です」
「分かりました。今日が月曜日ですから、毎週月曜日を細工物買い取り日としましょう。目利きを立会わせます」

 話がついたので、俺はゴンゾーラ商会を後にした。

『中々良い話し合いでしたね』
『監視は鬱陶しいけど、お陰でゴンゾーラ商会の力を利用出来たからね』
『余分な資金を預金出来たのは、助かりました』

 そうなのだ。商会の取引となれば大金が動く。為替とか、口座取引は当然の商慣習として存在した。
 俺はゴンゾーラ商会に|取引先《・・・》として口座を作って貰い、余剰資金をプールしたのだ。

『これだけゴンゾーラ商会に囲い込まれれば、外から狙われる危険は減るだろう』
『ゴンゾーラ商会に楯突くことになりますからね』
『ゴンゾーラに食い物にされるリスクは残るが、ヤバくなったら逃げ出しゃいい』
『どこに行っても生きていけますからね』
『気楽なもんだね。金持ち喧嘩せずとはよく言ったもんだ』……

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