📕「🍚🥢飯屋のせがれ、🧙♂️魔術師になる。――知力ひとつで成り上がってやる。」
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https://kakuyomu.jp/works/16816927863114551346(【カクヨムコン8】中間選考通過作品)
📕第236話 ですけど、大したことではありませんよ?
📕一部抜粋:
「それでここに来たというわけか」
「はい」
教務棟の奥、学長室の隣にある応接間でマリアンヌはダイアン、ステファノの2人に向き合っていた。
「ふん。大きな騒ぎにはならなかったのだな?」
「はい。生徒には今ひとつぴんと来ていなかったようです」
マリアンヌの質問にダイアンが答える。
ステファノはダイアンの隣でおとなしくソファーに座っていた。
さすがのステファノでも、|あれ《・・》をやればこういうことになるだろうと予想はついていた。大事になる手前で学科長に呼ばれるレベル、そこを狙ってパフォーマンスを放り込んだのだ。
「他人の魔術を奪い取るだと。そんな術は聞いたことがないな」
「確か『まま借りの術』と」
思いつきで名づけた術の名前が大人たちの口に上るのを、ステファノは不思議な気持ちで眺めていた。
……
🖋ステファノ in 説教部屋です。
🖋本人は平常運転ですが……。💧