📕「飯屋のせがれ、魔術師になる。――知力ひとつで成り上がってやる。」
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https://kakuyomu.jp/works/16816927863114551346🖋本日は久しぶりの盛況ですよ~。千客万来は大袈裟か?
🖋夕方5時近辺で5kPVはなかなか。👀
📕第230話 トーマを観ろ。
📕一部抜粋:
作業に熱中していたので時間を忘れていたが、訓練場を出たのが昼過ぎであった。
丁度良いのでステファノは食堂に立ち寄って昼食を取った。
残りの作業が気になって、つい食事を口に運ぶ手が早まる。最後の一口を飲み込んだ時、目の前の席にトーマが腰を下ろした。
「よう、元気かい?」
一瞬文句を言われるかと警戒したステファノだったが、トーマには屈託がなかった。
「可もなく不可もなし、かな。おかげさまで」
ステファノは当たり障りのない挨拶を返した。無茶なことを言われさえしなければ、トーマに対して含むところはない。自分にはない気さくな性格は、羨ましいとさえ思っていた。
「ふうん。結構だな。ところで、魔力操作の件なんだが……」
またその話かと、ステファノはうんざりしかけた。
「お前の言う通りだったぜ」
「えっ?」
……
🖋お楽しみください。🙇