📕「飯屋のせがれ、魔術師になる。――知力ひとつで成り上がってやる。」
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https://kakuyomu.jp/works/16816927863114551346🖋本日も17:45に開店(新話更新)いたします。
🖋ご来店をお待ちしております。🙇
📕第210話 落ち着いて読めば、数字があなたに語りかけるでしょう。
📕一部抜粋:
「簿記を知り、使いこなすことであなたは組織の財政状況、経営状況を正しく知ることができます。何が上手く行き、どこで失敗しているか、それをいち早く知ることができるのです」
「どうです? 素晴らしいでしょう?」
セルゲイは目を輝かせた。
「しかし! 正しい状況判断をするためには正しい情報が必要です。取引を正しく適切に記録しなければなりません」
「そのための知識が商業簿記なのです」
セルゲイは深呼吸をして息を整えた。
「ですからつまらないとか、退屈だとか、面倒くさいという理由で授業を放り出さないでほしい。……もったいないのでね」
気のせいか、ステファノにはセルゲイの表情が寂しげに見えた。
「つまらないのは簿記の方法論が確立されているからです。ルールが決まっているので、創造性に欠けるように感じるのですね」
セルゲイは指を立てて見せながら、語った。
「退屈なのは内容を理解していないからです。理解するための勉強がこの講座ですね」
2本目の指を立てた。
「面倒くさいのは、簿記の重要性を理解していないからです。重要と知っていれば、労力を割いても面倒とは感じません」
3本目の指を立ててセルゲイは力説した。
……
🖋異世界ファンタジーで簿記の授業をぶち込むという、その勇気!
🖋簿記を学ぶすべての学生さんよ🏫、そして経理畑で働く勤労者諸君🧮、監査法人の皆さん🔍! ふるってご来店ください。🍴🥩