📕「飯屋のせがれ、魔術師になる。――知力ひとつで成り上がってやる。」
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https://kakuyomu.jp/works/16816927863114551346🖋本日は開店前から5000人以上のお客様がいらっしゃってます。
🖋今日の一品は「セイナッドの猿」でございます。
🖋他では味わえない特別なお料理です。ごゆっくりお楽しみください。🙇
📕第209話 セイナッドに「猿」あり。五遁の道を良くす。
📕一部抜粋:
(こんなところか)
ステファノはペンを置いた。手拭いで指先に付いたインクを拭う。
ステファノは確信に至っていた。
(セイナッドには特殊な訓練を積んだ異能集団が存在した)
その中核は厳しい肉体的鍛錬と、原始魔術であった。
夜陰に乗じ、敵陣深く潜入する。糧食を燃やし、水を抜く。あるいは毒を投じる。
ついには敵将の寝首を掻く。
追われれば隠形五遁を駆使して、姿をくらます。
|狗《いぬ》のごとく走り、|猿《ましら》のごとく跳んだ。
いつしか彼らは「セイナッドの猿」と呼ばれ、魔物のように恐れられた。
彼らが使ったとされる術がいくつか書き記されていた。すなわち……。
「火遁炎隠れ」
「水遁霧隠れ」
「木遁木の葉隠れ」
「金遁金縛り」
「土遁岩隠れ」
そして、「猿飛」。
セイナッド氏はどこからその異能を得たか? その地方に伝わる伝統儀式の中に、その由来が残っていた。
山岳宗教である。
……
🖋「セイナッドの猿」。いつかはその活躍を描きたい。
👺「囲め! 奴はあの大木の陰だ!」
🐵(木遁木の葉隠れ……)
👺「む? 急に風が……? 木の葉が渦を巻く!」
👺「き、消えた? 奴はどこに行った?」
👺「あそこです! き、木の上を飛んで……」
👺「何? ぐ! あれが猿飛か……」
🖋とか、やってみた~い。😃