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📢本日も17:45に更新予定。「飯屋のせがれ、魔術師になる。――知力ひとつで成り上がってやる。」

🌎https://kakuyomu.jp/works/16816927863114551346

🖋ハードコア異世界ヒューマンドラマ・アクション・謎解きファンタジー。

📕第205話 ドリーの協力でステファノは進むべき道を得た。
📕一部抜粋:

「直接の問題は、魔術科の講義でどこまで手の内を見せて良いかという点なんです」
「ぜいたくな悩みだな。それで三味線の弾き方を教わりたいわけか」
「そうなんです。マリアンヌ先生に相談しようかと思うんですが、そうすると『実際はどこまでできるんだ?』という話になるだろうと思って」

 公式向けの実力を決めるために「内輪向けの実力」を示すのだが、その実力さえも抑えて示したいという話であった。

「それはな。ここの標的を黒焦げにできるなどとマリアンヌ女史に知られたら、学校どころの話ではなくなるな。どこぞの研究所に送られるだろう」
「やっぱりそうですか。他でも似たようなことを言われたことがあります」

 ネルソン達の懸念は当たっていたようだ。本当の実力は表に出せない。

「この辺までなら『生徒としては優秀』と言う範囲で許されるんじゃないかという線を、自分で考えてみました。聞いてもらえますか?」
「良かろう。言ってみろ」
「まず6属性の魔力保有者というところはそのまま申告します。得意属性は雷。これは接触型の術のみ可能という体で、相手を気絶させる威力があることにします」

 ……

🖋ステファノが考えた「目立たないためのカムフラージュ」です。
🖋「手加減」を身に付けたいというぜいたくな悩み。

🖋お楽しみください。🙇

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