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https://kakuyomu.jp/works/16816927863114551346📕第194話 太極の玉、世界への窓を開く。
📕一部抜粋:
「慌てずにギフトと向き合うが良いよ。機が熟せば、ギフトは自ら花開く」
(そうか。シェードとは「物」ではない。俺に代わって世界と対話し、イデアを使役する「者」。それは……)
ステファノの周りで「世界」と見えていた黒々とした空間が、うぞりとうごめいた。
それは無数の星を散りばめた鱗を隙間なく纏った巨体であった。
宇宙とステファノの間にある者。それは真黒き夜の蛇、|虹の王《ナーガ》であった。
(お前はそこにいたのか……)
『是』
と、ナーガの答えがステファノの内面を震わせた。
……
🖋お楽しみください。🙇