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📢更新しました!(早めですが)「🖥うちのAIが転生させてくれたので異世界で静かに暮らそうと思ったが、外野がうるさいので自重を捨ててやった。」

🌎https://kakuyomu.jp/works/16816927863047596907

🖋午後に予定が入っているので、本日早めの更新!

📕第63話 ウチのダンジョンは、SDGsです
📕一部抜粋:

「ついては、ボス。ボスのスキルでテイムしてもらえると、後がやり易いんですが」
「ああ、一応野良モンスターだから、手懐ける必要があるのね。良いですよ。やりましょう!」

 俺は網の中でもぞもぞしている踊る宝石の前に立った。

「いざ、テイム!」

 ピッカーンと光はしなかったが、踊る宝石は衝撃を受けたように一瞬跳び上がった。

 とげとげしい感じが無くなって、おとなしくなった気がする。

 体を覆う水性ペイントはまだ乾いていないので、俺は俺ダンからお湯を持ち出し、ジャバジャバと上からかけてやった。粗方塗料を落としたところで、踊る宝石がこれで十分だと伝えてきた。

 テイミングの効果で、何となく意思が伝わるのだ。

 まだ宝石の一部を塗料が覆っている部分があるが、どこダンで隠居生活をするのには問題がないという。
 土いじりの生活をしていればそのうち落ちるだろうと。

 土いじりって言うか、土に埋められるんだけどね。土の中にいるのに塗料がどうのこうのと言っても仕方がない。

 すると、踊る宝石が踊った。

 嬉しそうに。楽しそうに。土に帰れる歓びを、くるり、きらりと体で表わした。

 キラ、キラ、キラ。

 体が発するきらめきが、宙に散って像を結んだ。結んだ像は凝り固まって、小さな宝石となり地に落ちた。

 ……

🖋お楽しみください。🙇

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