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https://kakuyomu.jp/works/16816927863114551346📕第188話 古来、魔術とは常に『戦争の道具』であった。
📕一部抜粋:
(最初は「手」を使おう。俺はいつでも「手」のイメージから術を組み立てて来た)
手で包んだ空間にイドを固めて「筒」を作り出すイメージ。最初は小さくても、弱くても良い。
慣れたら大きく、強くする。それを繰り返せばよい。
初めは直径5センチの筒ができた。術として発動しなければ良いのだろうと解釈して筒を形作るイドには「土魔術」の魔力を纏わせた。「青」のイデアが筒状に固まる。
(「|虹の王《ナーガ》」は6属性すべて含んでいるが、発動する術は1種類だ。火魔術も、雷魔術もそうやって使って咎められなかった。ならばこれも許されるはずだ)
青の魔力に囲まれた閉鎖空間に「緑」の魔力を溜めて行く。
「青」+「緑」は「け」の型であった。
ステファノの両手は胸の前で円を作っていた。その内部に魔力が集まり、圧を増していく。
(最初は弱めにしよう。少し飛ばせばよい)
「開放!」
(ん~)
「あれっ?」
水はジャポンと足元にこぼれた。
……
🖋お楽しみください。🙇