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『代償θ』プリンス語録 ※12/23に一般公開

サポーター限定期間終了。
本文第三章40王都召喚の文末にも、ほぼ同じ内容が掲載されています。


(注意※以下に記載したセリフは作者の記憶フィルターにより多分に修飾を受けています。実際のプリンス編集はとても言葉遣いが丁寧な方で、一度ではなく何回かに渡って段階的に改稿指示を受けました)


P:プリンス編集(仮名) H:作者H

P「序盤が(無駄に)長いですよね。これだと読者の皆さんは(ものすっごく)退屈だと思うんです」
H「(それは絶対に言われると思った)そうですよね。自覚は重々あるので、書籍では圧縮しようと思います。どれくらい削ればいいですか?」
P「そうですね……半分にして」
H「えっ!? それってページ数にしてどれくらいでふか(動揺して語尾が乱れている)?」
P「とにかく長過ぎる。不要な説明が沢山ありますよね? 〇ページ(容赦なくごっそり)までに転生を終わらせましょう!」
H「が、がんばります!」
P「あとですね。主人公以外のキャラが空気。周りに人が何人かいますよね。でも、会話がろくにないし、全員が主人公との関係がうっすい」
H「そ、そうですね。筆者の悪い癖が出ています」
P「その辺りも含めて、読者にちゃんと物語を提供したいんですよ。子供たちと一緒にいるシーンでは今度は主人公が空気になっている。そこも修正で。それに、キャラ設定が浅い。もっとしっかり書き分けましょう! あと……ここと、ここと、この辺りにエピソード追加で」
H「が、が、が、がんばります!」
P「あと、転生者がどっこにも出てこないじゃないですか? 一緒に転生したクラスメイトが、この世界でどう過ごしているかって、気になる読者がいると思うんですよ」
H「やっぱりそうですかね?」
P「出しましょう!」
H「分かりました。では、何人くらい?」
P「〇人くらいですかね。人数分のエピソードを追加して下さい!」
H「はい! か、書きます!」
P「通して読んでみて、物語の連続性が足りないです。次は何が起こるのか、主人公はそれに対してどう動いて、その結果物語がどういった方向に進むのか。そういったワクワクするような一連の流れを体感できるようにしましょう!」
H「な、なるほど。分かりました」
P「主人公は流されるだけじゃダメ。自ら動かなきゃ。これ大事!」
H「ご尤もです! あっ、序盤をご指定通りに削りましたがどうですか(結構頑張って減らしたよ)?」
P「うーん。まだまだ要らない情報が多いです。あと、中盤のこの辺りも、伏線かどうか判断に困る説明が並んでいて読者が大変過ぎる。もっと整理が必要です!」
P「この物語にはメインストーリーとサブストーリーがありますよね(意識してます?)。メインストーリーをより充実させましょう!」
H「はい!!」
P「誰の会話これ?」
H「直します」
P「戦闘シーンが地味。この作品はファンタジーですよね? 外連味追加で!」
H「ですよね。めっちゃ自覚あります。外連味ですね(あとでググろう)! 書き換えますっ!」

 応援コメントやレビューで、皆様にご指摘頂いた箇所と被っている指示が少なからずあって、もの凄く苦労はしましたが、納得がいく改稿作業になりました。

 作者のデビュー作である『不屈の冒険魂』はボッチプレイかつゲームにログイン中という特殊な設定だったので、主人公が一人で行動していもおかしくなかった。
 ですが、リオンはこの世界で生きています。人との関りを避けられるわけがないんですよね。
 書籍化を通して、その点を改めて認識できたので、今後の執筆に生かしていきたいと思っています。

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