これにて、六章サバイバルルートは終了となります。
ラストのシーンは、マロが帰還するところで終えるか迷いましたが、とりあえずこの形で。
元々は、五章が緩急の『急』だったので、六章では学校内政編で『緩』の展開にしようと思っていましたが、五章が急展開の連続だった分、六章が『緩』すぎるように感じたのでサバイバルルートを書いてみましたが、五章ほど『急』ではなく、学校内政編ほどは『緩』ではない、良い感じの中間に出来たかな? と思ってたり。
・レイナについて
展開に迷いがあったせいか、影が薄いことに……。
ユージンとそろもん派の抗争では、マロ不在の間にどちらかの派閥による拠点の襲撃イベントも考えていたのですが、色々考えボツにした結果、レイナさんの活躍の機会もボツに。
七章では、違う役目を与えてやりたいところ。
・フェイズについて
元々は六章が学校内政編で七章で各地を旅させる予定だったので、フェイズの仕様もサバイバルルートとはちょっと変更してあります。
元々考えていたアンゴルモアのフェイズでは、
フェイズ4:アンゴルモアの永続化+Aランクモンスターが地上に出られるようになる(ただしAランクモンスターは迷宮からそう簡単に出てこないため、学校内政編のマロたちはそれを知らない)
フェイズ5:時空の歪み(空間の隔離+地域ごとの時間差)と門番の登場
って感じだったのですが、サバイバルルートではちょっと緊張感を出したかったのと、立川に帰れなくなる理由付けとして、空間の隔離と門番をフェイズ4で出すことにしました。
結果的にこちらの方が、展開に起伏が出て良くなったと思っています。
・地域の時間差について
地域ごとの時間差は、迷宮が多く深いほど時間の流れがゆっくりになっており、迷宮の少ない地方と比べて最大で4000倍違う仕様となっています。
立川や八王子で一日過ごすだけで、地方では十年経っているわけですね。
ただ、時間の流れが速い地方も、時間の経過とともに迷宮数が増えて行くので、どこも十年から二十年ほどで都会と同じ時間の流れになることになります。
・七章の展開について
七章の学校内政編は、すでに投稿してある六章学校内政ルートとは全然別物になる予定です。
マロが一月不在だったことで学校での人間関係にも変化が出ていますし、親父との合流や、他の地域との時間差もありますし、その分展開に変化がある予定です。
七章からは、マロが数日学校で過ごしている間に十年間独自の文化を歩んだ各地域が出せたらなーと考えてます。
グラディエーターたちが中心になって建国された奴隷市場や人間とモンスターを戦わせるコロシアムのある弱肉強食の帝国とか、砂原エジプト王国とか、オタク王国とか、色々とアイディアはあるので、そういうのを出せたならーと。
最後に。
『5月25日』に書籍二巻とコミカライズ三巻が同時発売の予定です!
このサバイバルルートが面白かったという方は、ぜひともご予約の方お願いします!
それではまた!
これからもモブ高生をよろしくお願いいたします!
百均
PS 特典SSについては自分もまだ良く知りませんが、とりあえず編集さんに一本送ってあるので、無いということはないと思います。