カクヨムに掲載しておりました拙作『ヴィンダウス・エンジン』がこの度ハヤカワSFコンテストの優秀作に選ばれる運びとなりました。
SFマガジン12月号に掲載後・年内には書籍化される予定です。
ネットの片隅にぶら下がっていた作品で、PVも星もほとんどなく、箸にも棒にも掛からぬ状態でしたが、運よく陽の当たる場所に拾い上げて頂くことができました。応援してくれた少数の方には格別の感謝を。
特にレビューを頂いた方(西フロイデさん、須藤二村さん、烏目浩輔さん)には、滅法元気づけられたという以上の恩を感じております。やはり人間は一握りの読者に誉めてもらったり評価して頂けたりするだけで長距離を走れるものなのですね。
実は以前に純文学のフィールドでデビューしたことがあるのですが、その時は違った経験でした。あの頃はマジで孤独で自分だけを信じるしかなかったから。
そして謝らなければいけないこともあります。出版にあたり、ここで『ヴィンダウス・エンジン』掲載できなくなります。
上述の御三方のレビューも一緒に消えてしまうことになります。僕のワークスペースには永久に残り続けるのですが、それでも人目に触れないのは寂しいものです。
ですのでせめてものお詫びと感謝の気持ちとして、出版された暁には、ご希望であれば小説をお贈りしたいと思ってます。アジト(住所)を僕に知られて差支えなければですけど笑
あ、そういえば烏目浩輔さんも「半実話あやし奇譚」の書籍化が決まったということですのでおめでとうございます。本をクレ!という請求ではない!
うれしいことが続いてうれしいです。トートロジー。
それでは今後ともよろしくお願いします。