はっきり言うと相互評価というものを否定はしないが、好む好まないかを問われると私は好まない。
以前、アドバイスをし合うという企画(今横行している読み合い企画の原型)に参加したことがあったが結局企画者の自慰行為に付き合っただけという結果に落ち着いたので軽い人間不信になった。
企画を立てるのはいい。宣伝目的で立てたってだれも文句を言わない。私だってやる。参加するのだって自由だ。
ただ、企画者と参加者同士でPVを回し、ハートを投げ、星を投げあって、それで終了。毒にはなっても徳にも得にもならないと思う。
それでもPVが回ってるところが見たいというなら止めはしないけど、同じ企画を立てた時に行われる顔を合わせる同じ穴の狢達の「続きから読んでいきます」やら「続き読んでくださいね」だの、そんなコメントの応酬を見てよく平気で居られるな、と思ってしまう。
それってつまり、企画のルール上でしか読まないし、読まれないっていう逆説的証明になるんじゃなかろうか?
趣味でやってるならまだいいと思うけど、作家めざしてるんだったらちょっと笑い事ではすまないと思う。
読書というものは趣味でやるものだ。強制されて読むもんじゃあない。講評してくれと頼まれて、了承があったとかならまだしもね。