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『幽霊船』そろそろ折り返し&「魔法」を描く難しさ

連載中の『幽霊船の船長』、今日投稿した分で…長かった「西大陸編」も残すところあと一話となりました!
「南大陸編」は導入部分にしたかったので短めで、その分西大陸編に詰め込みすぎた感が否めないですが…ようやく「西」地域から離れて次に進めそうです。

書いている体感と、単純に残りの大陸の数から考えて、そろそろ折り返し地点かな?という気がしています。
とはいえすでに30話、15万字を越えていて…完結する頃には30万字越えの予感がしています(これまた4月に完結した『アイラと神のコンパス』以上に、コンテスト等に出し辛い文字数の作品を作ってしまった…^^;)

西大陸編、中盤まではわりとサクサク進んでいたものの、ウエスの街のあたりからは少し執筆に苦労しました。
というのも「魔法」というものが本格的に出てくる場所になるのですが、この世界独自の魔法の仕組みについて考える必要があったり、そして「魔法」というものの存在を出してしまうとなんでも魔法で可能になってしまいそうで…妙に気を遣うというか、実はファンタジー小説を好んで書くわりにはやや「魔法」というものを描くのに難しさを感じていたりします。
(『アイラと神のコンパス』でも魔法でなんでも可能になりそうな場面があって…「そんな都合のいい魔法はない」みたいな台詞で誤魔化したものの、少しモヤモヤして書いていた気がします(笑))

そんな感じで、魔法が中心とも言える物語はこれまであまり書いていなくて…魔法が当たり前にある世界で主人公も普通に操れる物語よりは、魔法は「この世界に一応あるけど珍しいもの」として扱うケースの方が自分で書く分には好みかもしれません。
今回の『幽霊船』は「死霊術」という魔術を出したい関係でわりと魔法が出てきますが、魔法使いの話ではなく船で冒険する話を書きたくてこの物語を作っているので、魔法要素にそんなに重きを置かないようにしたい、とは今のところ思っています。
(この世界独自の魔法についても「色」属性とか出てきますが、詳しく説明するのは…機会があれば完結後に番外編で?といった感じになりそうです)

とはいえ魔法はワクワクする要素でもあるので、楽しんで描けたらいいのですが…変に「チートにしたくない」思いが強すぎるのか…私が妙に難しく考えすぎなのかもしれませんね。

最後に『幽霊船』の今後の展開ですが…西大陸編ラストあと一話、今後の展開を考えつつ少し慎重に書かないといけない話が残っており…もしかしたらお時間いただくかもしれませんが、なんとか書き上げたいと思います。
それを乗り越えたら、いよいよ「北大陸編」に突入します!
いきなり北大陸には飛べないと思うので、まずは「北の海域」編を書く予定ですが…「海域」の編は大好きな海上、船上の話、そして船員全員が揃う話ということで、これまでも一番楽しみながら書けた部分なので、今から執筆が楽しみで仕方ないです…!(南と西の海域編は船の中の話が多かったですが、北の海域編は海上ならではのイベント?も用意していたりします!)

「西大陸編」を完全に終える前に先走って近況ノートを書いてしまいましたが…新章の「北大陸編」、私自身ワクワクしながら楽しんで書きたいと思うので、読者の皆様もお楽しみいただけると幸いです!

2件のコメント

  • お疲れさまです! こんばんは。
    楽しんで作品を書かれている様子が伝わり、ニンマリしています!
    最高の状態ですね。

    魔法の扱い、ボクも難儀しています。拙作はギャグテイストなので、そんな扱いにしてごまかしてます。
    難しいですよね。チート能力は主人公に持たせてあげたいけど、ただ無敵じゃつまらないし、殺人なんかもして欲しくないし。

    これからの研究テーマかも知れません。
  • こんばんは。コメントありがとうございます!

    そうですね、『幽霊船』執筆も実は数話前までは「あれ、書いててあんまり楽しくない…」と感じてモヤモヤしたりもしていましたが、新章突入が近づくにつれて次第にワクワクしてきて、ようやくやる気が戻ってまいりました!

    魔法の扱い、難しいですよね。何か納得できる理由のある無敵ならいいのですが(『幽霊船』で言えば「不死身」なのはチートとも言えますが死霊なので当たり前、と言った感じで)、理由が必ずあるわけでもないし…加減がどうも難しいです。
    うまいバランスで魔法と向き合う方法…ファンタジー物書きとして、永遠の課題になりそうです(笑)
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