新生活の始まる2018年度から本格的にカクヨムを活用するとして、その前に習作と自分の気持ちを整理するために短編を書きました。
習作として、美しい日本語で静かな物語を……不得意分野の人間ドラマを……自分の好きな夏の海をテーマに……(あとプラス『AIR』のオマージュ)という思いで書き始めました。
しかし書き出した途端。
大学を卒業して就職を目前に控え、未来から目を逸らし懐古趣味に浸る自分の想いが文章に滲みだしました。永遠の今を望む自分の歪んだ妄執がキャラクターの設定を捻じ曲げました。
そして最終的に、私小説みたくなってしまいました。
ということで、本作は習作でありながら、新生活を控える自分の気持ちを整理するための半私小説です。
乃ち100%自分のために書きなぐったもので、エンターテイメント要素は薄いです。若干の叙述トリック的な要素はありますが……
次作は、異種間恋愛を主軸に据えながら、伝奇SF要素や古代史ミステリー要素を含んだ総合エンタメ長編小説を書く予定です→現在、予告として序章のみ公開しています。