芦田朴

悠真の家に毎週金曜日に差出人不明の手紙が届くようになった。いつも便箋の真ん中に一行だけ悠真へのダメ出しが書いてあった。筆跡を調べ、やっと犯人にたどり着いたが……。

秋元カイトは生徒会長になるや否や、その熱い弁舌で高校の制服制度を撤廃し、一躍学校のヒーローになる！ しかし、ある生徒の意見がきっかけで、その立場にも暗雲が立ち込める……。

準コミュ障のぼくは高2になっても、一人も友達がいない｡派遣された転校先で、ぼくが見つけたものとは……。

無人島で会った老人はこの島に20年近く住んでいるという｡僕は島から逃げ出したい一心で……｡

小学生の時にぼくをいじめていたタケシくんに、会うことにした｡最後の一発逆転をかけて。しかし向こうも相変わらずで……｡

門倉マコトがテキトーに書いた小説がバズってしまった。編集者米沢が今来てる波を逃すまいと2作目を書けと迫るが、処女作もパクリだとネットで叩かれてしまう。追い詰められた門倉は起死回生…

自分の部屋に入ると、違和感を感じた。私の部屋に誰かが入った｡いや、まだいる！

3年勤めたコンピュータ会社を辞めた僕は、居酒屋で偶然まりむと出会ってしまう。まりむは地下アイドルだった。僕はその日からまりむにどっぷりハマってしまうが、そこには思わぬ落とし穴が……

食い逃げで失敗した事はない｡なぜなら俺は短距離走では誰にも負けない脚力があるからだ。その俺がついに食い逃げから卒業する時が来た。俺が最後に選んだ店は、高校の時に俺を蹴落とした松岡…

背が低く小太りでルックス中の下の僕は、女性には縁のない青春をやむなく受け入れていた大学2年の秋。突然、天使のような彼女が僕の前に舞い降りた。

小学2年生の時、母は突然僕の前から姿を消した。僕を捨てた母に聞きたかった事がある。僕のことを愛していたのかどうか。母の死から、さまざまな真実が紐解かれ……

転校生はかなりの美少女なのに、いたずら好きで虚言症。そのギャップにクラス全員ドン引き。隣の席の僕になぜかつきまとい……。

俺は働かない。学校にも行かない。俺はキングだからだ。しかし俺には使命があるのだ。

僕が物心ついた時からオヤジは働いていない。行き当たりばったり、デタラメな人生を送るオヤジが初めて泣いた。

いじめられているぼくの前に現れたのは、「探偵」を名乗る角刈り口髭の変な高校生！２年留年してるから２０歳だって！探偵事務所に連れて行かれたら、異世界から転移してきたって言う厨二病の…