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待合室

「次の方、どうぞ」
 診察室を出て直ぐ、次の人が呼ばれている。待合室はごった返していて、皆ソワソワと、自分の番号が電光掲示板に表示されてやしないか、何度も見上げたりしていた。
「クリスマスさん、お大事に」
 私は会計を済ませて、病院を出る。薬局へ寄ったら、やっと終わりだ。今年も、私の次に呼ばれていた大晦日氏で、大きなものは終いだろう。
 二十六日の午後。昼間の光と冷たい風は、私に『帰ろう』と囁いた。
「また、来年」
 私は透明な冬に呟くと、北へ向かって歩き始めた。
【終】




 よくわからんSSなんぞ書いてないで、小説を書きなさいよ。ランキングって近況ノートのサブタイも飽きてきたので、ちょっと変えてみました。

 クリスマスは楽しくお過ごしになられましたか?
 私は……YouTubeでクリスマスな配信を見ながら寝落ちしていました。

 更新が滞っていると、ランキングも低空飛行になりますね。でも上がりはしたから! って教えてくれる通知くん。ごめんね、もっと自作へのリアクションを知らせるお仕事、出来るように頑張るからね。

 年末年始の有給休暇中に、投稿出来るよう励みます。カインの話を見てくれた人、ありがとうございました。




 『死海南岸の都市』
https://kakuyomu.jp/works/16818093090180505849

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