東京都庭園美術館へ行ってきました。
雲一つない晴天の平日に、屋内へ出掛ける。前から行きたいなと思っていて、滑り込みで。
元々邸宅として建てられたものが、今は美術館になっているのかな? 初めて訪れたので、普段を知らない。
先ずもって、門から車寄せ(と言うか私道レベル)まで結構な距離。テクテク歩きながら、は〜〜、なるほど、これは小説書く時の参考記憶になる! ……なんて思いました。お屋敷なんて、バイオとかホラゲくらいでしか縁が無い、庶民。単に見たいなーと思って来たけど、役にも立ちそう。
入ると、紙のマップがあって、本当にゲームみたい。楽しい。素敵なお宅訪問、いや、邸宅探訪。
見て回れるお部屋に、AからZまで、それぞれ解説カード(画像見てね↓)が置かれていて、集めると最後にまとめて、お持ち帰り出来るというお楽しみ。(本当はパンチングしてリングやリボンで綴じていいんだけど、私は勿体なくて穴開けられなかった)
近況ノートは画像一枚しか載せられないので、詰め込んでみたけど…………ゴチャっと、してしまいましたね💦 邸宅内を見て回っていて、これが家……だと……?? てなるくらい、どこもかしこも隅々まで、細やかにデザインされていましてね。
ラジエーターカバーや部屋に合わせてデザインされた照明器具の吊り金具、壁や床、汎ゆるものが美術品で、空間そのものが美しさで満たされている。
中には、ガラスが割れヒビ入っていたり、タイル保護の為に上から全体をガラスでカバーされていたり、結構傷んでいるところがある。こんなに生活感からかけ離れていても、時間はちゃんと流れていて、劣化は起きているんだなと。悠久の佇まいのように見えても、人の手で大切に残されているから在り続けていられるんだ。眺めていて、そんなことを考えました。
敷地内には日本庭園もあるので、帰る前に歩いて来ました。都内に居るのを忘れるような、公園レベルの広さ。目黒通りの車が行き交う様子や高層ビルが時折見えるの、不思議な感覚。
展覧会として、充分に楽しかった! に加えて、お屋敷のサイズ感がイメージし易くなったのと、上流の暮らしの解像度が、ほんの少し、上がったような気もします。良いお出掛けでした。