https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%86%E3%82%BB%E3%82%A6%E3%82%B9%E3%81%AE%E8%88%B9 57エピソード目で出した『テセウスの船』、作中でもう少しディバイルと三島の会話を拡げようか迷いましたが……流しました。後の会話が長丁場で、読んでて飽きちゃうかなと。
ディバイルが会話で『テセウスの船』を挙げたのは……日本人とされる大和民族が、混血で碧眼などが登場してくる様を『民族の特徴が欠けていく』と捉え……終いには日本語を話して日本に居住する金髪碧眼の日本人は、日本人なのか? という『定義の揺らぎ』を危惧している……そういった意味合いで出していました。
三島は逆に、民族の特徴が細分化していってるだけで、多様性(バリエーション)の一つだよという見方をしていました。
日本人の虹彩カラーは茶色ですが、茶色にも『薄い〜濃い』の幅があるように、青色もカラーバリエーションの一つに数える……三島の方が、物事への視野が広い感じですかね。
『テセウスの船』になぞらえた話は面白いので、書いていても楽しくて、どこまでも長くなってしまいがちなんですよ。
慣用句的表現て、それ自体かっこいいから、出した後に続く文章をクドクド冗長にしたくない。言いたい、もっと書きたいてのを、バサっと切って流したい。
そんな訳で、サラっと流した言葉でした。