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爆発の衝動

これを読んでいる皆様はきっと、何かしら物語を考えたことがある人ではないかと思います。
物語を考えるということはとても楽しいですよね。好きなキャラクターであったり、好きな展開であったり、そういったものを考えることはとても、面白い。ですが、それを形にするのは難しいことだと私は思います。
言葉というものは普段自然と使っているくせに、いざ意図的に語ろうとすると突然自分の体がでてこなくなる。頭の中では雄弁に語っていたくせに文字にした途端に息をひそめて心を閉ざしてしまう。なんとも面倒なものです。
しかし、そんな言葉は突然目を覚ますことがあります。いきなり体の内側から湧き出てくることがあります。
私にとっての物語とは、その衝動が紡ぎ合って生まれた文字の羅列です。口下手な私が悩みながらも自分の言葉を語彙というハリポテで彩って作り上げた「私の中の何か」です。

――あなたにとっての物語とはなんでしょう。それには色んな意味があると思います。数々の想いがあることだと思います。でもその中には「私はこういうのが書きたいんだ!」という衝動があるのではないでしょうか。私は、その衝動が大好きです。不器用でも不格好でも、私はその衝動を大切にしていきたいと考えています。

だって、その衝動を拙くとも自分の言葉で語ることができたならば――それはきっと最高に気持ちの良いことだと思いますから。









(……物語の推敲中になんだこれと思うことが多々あることに目を瞑る勇気が必要ですが)

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