板野様の #令和短編アンソロジー に参加させていただいていた『作戦名「絶対零下99°」』を長編として書き直して「絶対温度マイナス99°」として掲載しています。
登場人物、時代など同じです。
地球環境を劇的に変える魔法の発見と巻き込まれる物語になります。
小説を書くようになる前からずっと考えてた。「この物理世界で、もし魔法というものがあるなら、どのようにして物理的現象を起こしているのか。物理学の法則を破ることはありえない。物理的に説明できなければならない」
その想いから書き始めたのが「お嬢様は魔法が得意」です。こちらはすぐに異世界に意識転移してしまい、戻ってくるまでの話になっているので、魔法の本質については説明以上にはあまり語られていません。いずれ改稿したいものです。
私の書く「魔法」はほぼ全てこの理屈に沿ったものになります。
とは言え、偉そうに書いているものの、詳細に考えるほど物理的に無理が出てきて破綻します。なのであまり詳細なところまで書くことは難しいです。小説的にも破綻しそうです。
閑話休題
本作が、私の頭の中の「魔法」についてある程度詳しく書く最初の作品になります。主人公浦上が魔法の制約を破る方法を見つけることや、巻き込まれる事件、ヒロイン有希とのなかなか進展しない恋模様など楽しめていただけましたら幸いです。