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カクヨムコン8、応募作品完結!花咲か灰慈の裏話。

こんばんは、乙島です。

カクヨムコンもいよいよクライマックスですね。
1/31が応募締め切り、そして2/7まで読者選考期間になります。

先日近況ノートで応募中の『御伽術師 花咲か灰慈〈長編版〉』が応募規定の10万字を超えたことをお知らせしましたが、本日ついに「第一部」完結まで到達しました!!

『御伽術師 花咲か灰慈〈長編版〉』
https://kakuyomu.jp/works/16817330648953296456
L未読の方はぜひ読者選考期間に読んでいただけると嬉しいです…!

カクヨムオープン以来の古参ユーザーでカクヨムコンにも過去何回か参加しているのですが、実を言うと期間中に長編を字数達成して完結させられたのはこれがたぶん初めてだったりします……。
なんだかんだ字数は超えても完結しきれなかったり、そもそも執筆が思うように進まず応募を諦めて短編だけ投稿することが多かったりで。

なので、ちゃんと諦めずに最後までこのお祭りに参加できたこと、とても満足しています。
とはいえ読者選考はまだまだですから、これからは他の方が書かれている作品も読んで応援に行きますよ!

ここで少し、「花咲か灰慈」のお話。

この物語を書いたのは今回で三度目になります。
初めての時は、カクヨムでずいぶん前に開催された少年エース漫画原作コンで、短編小説として。
二回目の時は二年前のライトノベル系の賞の公募原稿として。
そして、今回になります。

二回目の時は一次選考を突破して、その後編集部の方から講評をいただけたんですね。
そこに書かれていた講評が、ずーーーーんと腑に落ちまして。
二回目の時も今回と同じく一章完結型の構成ではあったんですが、ざっくり書くと「灰慈(主人公)の物語じゃなくなっている」と書かれていました。
亡くなった人や送る人の物語に主眼を置きすぎて、灰慈自身がどう思っているのかとか、その出来事を経てどうなるのかを全然書けていなかったんですね。(一人称だったのに!)
一方、御伽術師や花咲師の世界観やテーマにはお褒めの言葉をいただいていたので、めげずにもう一度作り直してみよう、と。
そうして出来上がったのが三回目のこの作品です。

やっと灰慈と雪乃の「始まり」のエピソードを完全版として世に公開できたことに今はホッとしています。
良い加減、そろそろ彼らの「続き」を書きたかったので。笑
「第一部完結」とあるように、いずれ第二部の連載を再開したいと思っています。
例年の流れを考えると、五月ごろにカクヨムコンの結果が出て、それ以降になるでしょうか。
灰慈やツヅラ、そして最終話にチラッと出てきた「あの人」以外の御伽術師の構想や、今回あまり深掘りできなかった妹の炭蓮や火葬師の末理のエピソードもすでに作ってあったりするので、また第二部連載再開まで気長にお待ちいただけると幸いです。

では残り約一週間、最後までカクヨムコンを楽しみましょう!

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