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『忘却のタリスマン#4』あとがき

#4のお話の前に…。
カシュオン編は本当にごめんなさい。

いやね、当初はカシュオンも本編に絡ませるつもりだったのよ。
ところが、あれよあれよとギャグ担当に流れて、
モテないショタという立ち位置に。

え? カシュオンの持ってるコンパス?
なんだったんだろーね、あれ。

んで本編のお話。
タリスマン編、完結です。

イーニアが成長していく過程をしっかり書けたかなあ、と。
ぶっちゃけ主人公はセリアスじゃなくて、イーニアだったと思う。
大穴にとっちゃ、セリアスは通りすがりの冒険者だしさ。

セリアスとイーニアが恋仲に、という展開は最初から考えてなかったよ。
恋愛要素が入ったら、その時点で萌えラノベになっちゃうもんね。
イーニアがニブいのは、オチのためでもあるし。

ラストの馬車のシーンで、やっと『若き日の戦い』の伏線も消化。
イケメン時代のセリアスは、
このシーンを意識してたとか、してなかったとか。

終盤は駆け足になっちゃった感があるけどね。
量が増えないうちにまとめよう、という気持ちがあったわけ。

ジュノー編は結局、構想だけで終わってしまったなあ…。

ところで…実は本編、まだまだ伏線が残ってるよね。
黒き使者、聖杯、学院冒険科、シズとマリア…などなど。

グランツ攻防戦も、今回はほとんど内容に触れてない。
六大悪魔もまだ3体残ってるでしょ。

そのへんは全部『シズ編』なんです、はい。
イーニアとシズが今回は恋仲にならなかった理由も、そっち。

まあ、シズ編は公開するつもりないんだけどね。
とりあえず、近いうちにイーニア編をちゃっちゃと連載して…と。

211話から始まる『竜の巫女編』の公開は検討中です。
セリアスが21歳の頃のお話。
ロッティがヒロイン枠っていうね。

そんなこんなで長い間、ご愛読ありがとうございました。
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