拙作『偽聖女と断罪されて婚約破棄の上国外追放された私は、何故か隣国の王女様に溺愛されています。』、略してにこなでのフォローわーすうがいつのまにやら1500を超えておりました……!
たくさんの方にお読みいただけて嬉しいです、ありがとうございます!
1500人ってヤバいですね。先日とあるライブを観戦してきたのですが、その会場のキャパがおよそ2000人。あの会場の8割近くをにこなでのフォロワー様で埋められるって考えたら震えます。……考え方がおかしい? まぁいいじゃないですか!
さて、せっかくなのでいろいろあって書けていなかった第2部の後書きを。
第2部のテーマは言うまでもなく、『アンジェの成長』です。
聖女として生きる道しか知らなかった、その役割に依存すらしてしまっていたアンジェがそんな自分に気づき、本当の意味で再出発を遂げる。
役割のために生きるんじゃない、自分のために生きるんだというメッセージを込めた部でした。そんな思いが少しでも届いていたら幸いです。
実はこの第2部、もともと準備していたプロットとは大きくかけ離れた展開になっていました。
当初はアンジェがシャルロットとともにクレマン王国側の魔法学校に通いなおし、そこで新たな力として『聖女の力』以外の魔法を習得して自信をつける、といった流れにしようと思っていたんです。
ですが、途中でいただいたコメントをもとに改めて自分が書いてきたものを読み返すと、どうにも当時のプロットではアンジェの成長が描き切れていない、ということに気づいたんですね。
なので中盤から後半にかけてのプロットを大幅に書き換え、アンジェがより精神的に成長できるような物語になるように軌道修正したんです。結果的にセリーヌやシルヴィ、ルシールのキャラがより立ちやすくなりましたし、全体のメッセージ性も高められたかなと思ってます。
また、やっぱり追放ものということで帝国側へのざまぁはよ、というコメントがちょこちょこ来ていたのを受けまして、当初の予定よりも彼らの凋落を示唆するシーンを早く入れてみたりと、一人で最後まで書いていたら絶対に書けなかったような作品になりつつあります。
二次創作の短編を書いていたころには考えられなかった展開ですね。一緒に作っているような感じがして、楽しみながら執筆できています。本当にありがとうございます……!
第2部終盤ではいよいよ本格的に帝国の崩壊が始まりそうな気配がありましたが、第3部ではそのあたりもいよいよ大きく動き始めます。直近では海辺でキャッキャウフフしてるアンジェ達を待ち受けているのはどんな運命なのか、引き続きお楽しみいただければと思います。
直近で少々更新が停滞気味ですが、今後少しだけペースを上げられそうかなと思ってます。とはいえ以前のように週3~4回更新はちょっと厳しそうなので、週2回更新を目標にやっていくつもりです。
引き続きにこなでをよろしくお願いいたします!