https://kakuyomu.jp/works/1177354054880222283/episodes/1177354054883720143 おはこんばんちはhibanaです! 先週ぶりですね。ストックの儚さに泣きそうです。書くスピードが追い付かない。
さて今回はヤンキー君の話2つめになっております。人間としての平和一ではなくて、あの男のバケモノじみているところが書きたかったのでこうなりました。平和一という男は、実際接してみるとかなり人間臭くて普通に気のいい兄ちゃんなんですよ。それがなぜ忌避されているのか、恐れられているのか、その一つの解として。純粋な強さ、そして常人には理解できない在り方。
私にもよくわからないのですが、たとえば「豚は食べますけどミニブタを飼っています」って、何らかのツッコミはくるかもしれませんが特に不思議なことではないかなと思うんです。倫理的にも、いろいろと説明がつくんだと思います、今『家畜とペット論争』をするつもりはないので例としてだけ出しておきますが。それを踏まえて、タイラの『お前のようなやつを何人か殺したことがあるが、もちろんお前のことは嫌いじゃない』という言葉を聞いてほしいかな、と思います。けして人を家畜やペットと同じように考えている、というわけではなく。矛盾しているかもしれない、不合理かもしれない、倫理的に破たんしているかもしれない。それでも、人間が嫌いではないタイラが人を殺した理由について、今回ちょっとだけ触れてみました。ここまで書いておいてなんですが、どうか理解しないでください。物語的には、『タイラワイチのことを理解しようとする人間は(一部を除いて)いない』というほうが都合がいいので、読者の皆様にもまだ理解していただかないほうが(私が)嬉しいです。
東間くんのことは散々「バカ」と言ってきましたが、作中タイラが言っていたように、『食事を美味しく取れる人間が一番の勝ち組』という気持ちで書きました。東間くんには誇れるところがたくさんあって、その1つとして『物を美味しく食べられる』というところを挙げました。誰に勝たなくてもいいし、頭が良くなくって構わない。……って、ことに気付いてくれたらいいなぁと思います。素直で馬鹿正直だからこそ、平和一の空虚を引き出してしまったのですが。
ユメノちゃんのくだりは……ちょっと長くなりすぎなので割愛します。
次の更新も来週行えればと思います。では!