この世は二者が牛耳っている。
悪魔と、神に化けた悪魔である。
釈迦はそれを悟ってしまい、
諦めしかないと態度を決めた。
仏教を、陰鬱な雰囲気が支配するのはそのためだろう。
傷んだ心を麻痺によって慰める。
鬼を祀る施設さえある。
悟りを極めると、こう考えるようになるだろう。
「悪魔崇拝者はなぜ、繁栄するのか?」
歴史上でも、生贄の儀式があまりにも蔓延って来た。
マヤ・インカ・アステカ・カルタゴ・・・
荒れ狂う神を鎮める生贄が必要と、真顔で説く長老もいたほどだ。
それは「本音」である。
悪魔崇拝の実行者は、闇の世界から繁栄の追い風を受け取り、最近まで上層部の位置を占めていた。
他方、本気で悪魔に背く人は冷や飯を食わされている。
状況証拠から、釈迦の悟りは正しかったと結論するしかない。
■夜明けの救い
ごく最近、アメリカから始まった夜明けの兆候が、驚くべき変化を告げ知らせている。
世の神が失墜し、夜明けの雰囲気が裏情報から読み取れるようになった。
悪魔崇拝の優位も終了。
この時代に生まれたのは、実に幸福ではないだろうか。