幼い頃に親に連れて行ってもらった『忍者屋敷』。 掛け軸の裏に通路があったり、壁が回転して裏側に回れたりと、子供が喜ぶ仕掛けが満載でした。
でも、大人になって考えてみると、忍者ってのは忍び込む側です。
自分の家を魔改造する必要は、あまりありません。
また、漫画やゲームで登場する忍者は、忍装束をまとい、刀を背負って、現代の街中を駆けまわったりします。
でも、大人になって考えてみると、人前であの格好は、逆に目立ちまくります。まったく忍べません。 真面目に忍ぶ気があるのなら、白シャツGパンくらいにしておくべきなのです。
そんな大人になった自分が、世知辛い世の中で頑張る忍者ってこんな感じかな? と想像して書いたのが、『忍のお仕事』です。