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作中で描いたハーグ条約を使った憲法無効のデメリットについて

先日、<旭日旗の元に>の一話「憲法問題」

https://kakuyomu.jp/works/16816927862106283813/episodes/16818023212629282098

において、ハーグ陸戦条約第43条を元に憲法の無効化を宣言していましたが、法律の専門家に伺ったところ、国内は勿論、国際的に、現行憲法で積み重ねてきた七〇年を否定することになり、日本の国際的信用度が失墜する可能性が高いと私は考える、という指摘を受けました。

作中はこのまま進めますが、皆様にご報告いたします。

このハーグ条約43条の点の他、制定過程の争点に関して更に詳しく知りたい方は

“「日本国憲法の制定過程」に関する資料”. 衆議院. 2024年1月17日閲覧。
https://www.shugiin.go.jp/internet/itdb_kenpou.nsf/html/kenpou/shukenshi090.pdf/$File/shukenshi090.pdf

無条件降伏とハーグ陸戦条約との関係についての考察は

「無条件降伏」とハーグ陸戦法規 - 国立情報学研究所

https://stars.repo.nii.ac.jp/?action=repository_action_common_download&item_id=1660&item_no=1&attribute_id=21&file_no=1

をご参考ください。

4件のコメント

  • ええ、現在やるのは無理筋ですね。
    できるのは作中時点、GHQ憲法制定まもない時期だけでしょう。
    タイミング的にサンフランシスコ平和条約に調印し、日本が独立を回復した直後というのが唯一無二の最適時期だと思います
    なお、明治憲法の規定を無視した違法な憲法制定であるという論議に対しても同じ扱いで処理できると思います。
    時間経過というのは重く、その意味で千島列島や竹島などにおいて「紛争」状態であることを継続化させている現在の政府は、最低限なさねばならぬ責任をかろうじておっていると言えるでしょう。
    十分な兵力と補給の確保ができるならば、テロ防止法を根拠に国内問題として取り返しに行く手が無くもなかったのですが。(竹島ならば、当時すでに蒼龍クラス補給艦が就役していたので、かろうじて補給線確保ができた可能性が高いのですが。そもそも韓国側の補給を絶って仕舞えば相対有利になれるのだし。)
    まぁ今となっては全てたられば論ですね。
  •  確かにたられば論ですが、痛い授業料を払ったので、二度とやらないように語り継いでいく必要があると思います。
  • ただ、やはりGHQが介在した日本国憲法の制定は、国際法違反が疑われるところではあるんですね。
    9条なんてやはり欠陥憲法ですから。

    現在では長らくやってきたことでもありますが、時勢に応じた改正は国民投票における改正が明記されており、行うべきではあり、あすね。
  • 改めて調べてみましたが、敗戦国でも被告人同様権利があり、GHQのやり方は国際法でも問題がありました。
    その時、異議を唱えられなかった当時の日本政府の落ち度だと思います。
    そして、今も我々がつけを支払われされている。

    と作者は思います。
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