こんばんは、はっとりです。
今回は『器用貧乏だと追放されたSランク剣士、暇だったので神々の迷宮に挑む~余裕でクリアしていたら知らないうちに人類最強だと名を馳せていた件。俺は別に英雄なんかじゃない、ただの暇人だ~』
以下「暇人」について、所感を書いていきます。
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以下、「暇人」のネタバレを含みます。ご注意ください!
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開幕1500字で追放完了、
次の1500字で神々の迷宮に挑戦、
次の1500字でヒロイン2人登場からの抱き着かれ、
その後1万字以内に神を倒す。
このテンポを作り出すのはやはり、平易で簡潔な描写(描写やセリフが2行に渡ることがほぼない)、誤字の少なさ、そしてそれほどの主人公の強さ。
そこに同時並行して、主人公を追放したパーティの転落が容赦なく描かれる。
神を相手取っても、苦戦はあれど失敗は無し。
ダンジョン存在の理由や主人公の強さの理由、神の認知度等の世界観もほぼ語られず(今後描かれそうな感じはある)、とにかく序盤はまずタイトル通りのストーリーをしっかり読者に提供している。
気になったのはそんなところでしょうか。
そして、まだほんの4冊程度しか読めてないのでアレですけど、気になってきたことがあります。
今まで読んできた小説はどれもランキング上位のものばかりですが、「その小説だけの力で評価を得ているのか」ということ。
別に操作とかヒガみで言っているのではなく、分析のため。
単純に書籍化や過去作のランキング掲載によって知名度を上げたことで、いわゆる「既存のファン」によって評価を得ている、あるいは押し上げられている面もあるのではないか……ということ。
私の「キューピッド」も、既存の読者の方がいてくれなければ正直、誰にも読まれていないに等しいものですし。。。。
彼らランキング上位の作家陣が、「上位」に初めて至った作品は何か。
今後はそれを調べて、読む作品を決めていこうと思います。