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10月読書報告③



こんばんは、はっとりです。

今回は『王家から追放された俺、魔物はびこる森で超速レベルアップします 〜最弱スキルと馬鹿にされた『鑑定』の正体は、全てを見通す『神の目』でした〜』

以下「神の目」について、所感を書いていきます。

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以下、「神の目」のネタバレを含みます。ご注意ください!
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今回は追放もの、最近よく見る「鑑定」スキルを持つ主人公の話。


「鑑定スキルが便利なのはアイテムやスキルの説明文等を違和感なく出せるから(大意)」的な言葉をSNSで見たことがありますが、主人公リックの「神の目」はそんな「鑑定」をタイトル通り更に超え、過去や未来を見たり、透視したり、深く検索していくことで世界の深層にどこまでももぐりこんでいけるアーティファクトな代物。

でも、彼が超速レベルアップするのはこの目のおかげではありませんでした。

先代のこの目の持ち主が残した、ありとあらゆる分野での最高級の文字通り神器を使うことで、レベルが遠く離れた相手にも互角以上に渡り合い、超速レベルアップを果たします。

使うアイテムや武器は一介の者では滅多に入手できない高品質や希少なものばかり、それらによってグングンと「ステータス」を伸ばし、1人に1つが原則のスキルもあっという間に複数手にし、スキル進化、レベル上限突破と1章終了までにレベルは100超え。

「仲間」に関してはその過程で、ペットと他種族の少女らをゲット。

仲間というよりも、家族に近いか。
彼らが目立った活躍をするという感じではなく、おもに助けられ、主人公の能力に驚き称賛するのが主な役目。
その後は「聖女」の仲間よろしく、一緒にご飯を作って食べたり畑を耕したり温泉入ったりとスローライフを彩る。

でも確かに、脇役たちの活躍って描くと本筋の物語が止まるんですよね。
私の「こんなにも」でも、主人公の出てこない連載期間が1ヶ月とかあったりしましたけど……決してウケがいいばかりではなかった。
それは感想欄を見ても明らかです。

有名なマンガ「BLEACH」第2部「破面編」でも、副隊長らと従属官らの戦いでテンポ悪くなってる、なんて言われてましたしね。

ランキングを狙うWeb小説として出すのならば、とにかく主人公の活躍=その物語のウリを最速で、最大効果で読者に見せていくようにするのは、大事なことなのかもしれません。
つか当然のことか。

で、読んできた他2作品と「神の目」が違ったのは、3~4000字ほどにわたって描かれた強敵との戦闘があったこと。
主人公が苦戦したのではなく、敵の特性を生かした「からめ手」に対抗する手段を見いだすまでに、若干時間がかかったという感じのものでしたが。

言うなればマンガ「ワンピース」のバギー戦のような。
バラバラの実、囚われのルフィという状況を打破すれば、その後のタイマンはルフィが圧倒的だった、みたいな。

それなりにワクワクして読むことができました。
そして他2作と比べ更に特異だったのが、味方サイドに死人が出たこと。
登場して数千字くらいのヒロインの付き人でしたが……「痛快無双ファンタジー」と銘打つ作品において、これがどのように受け取られたかは現在、感想を漁っている所です。


主人公の活躍を最大化する。
という意味で、非常に今後の学びになった作品でした。


……読書記録がどれも腐したような書きぶりになるの、そのうち改めます。(;翁)
「なろう系」に対する偏見と「読まれている」作品に対するヒガミでねじれてる文面をネットの海に公開してるのは、今後のためにもあんまりよくない。

すみません、アラサーにもなって精神年齢ガキで。(m;公)m
負けん気だと思って見逃していただきたい。

わざわざ感想でなく「所感」として出しているのには、こんな風に書いてしまうが故のリスク管理の意味合いも多分にあるので。



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