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【KAC2022】参加作品まとめ

今さらですが、『KAC2022(~カクヨム・アニバーサリー・チャンピオンシップ 2022~)』への参加作品をまとめてみました。
どの作品もと締め切りまでの期間が2~3日と短く(※2回目だけ5日間)、開催期間の一か月間は常に時間との闘いでしたが、頭を悩ませてひねり出した作品はどれも思い入れの深いものとなりました。
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①『傘を忘れる男』
https://kakuyomu.jp/works/16816927861224856000
――私は二刀流などではない!十二、いや十三、えーっと、とにかくいっぱいだ!
【お題:二刀流】
小学生の頃から、なぜか私は傘を忘れやすかった。社会人になってもその悪癖は治らない。
まとめて傘を持ち帰ろうとすれば、後輩からは「二刀流っスか?」とからかわれる始末だ。
悪いのは私じゃない。天気のせいだ。
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②『僕と先輩の緩慢な心中』
https://kakuyomu.jp/works/16816927861426911267
――炎に包まれて躍る彼女は、きっとこの世界の何よりも美しい。
【お題:推し活】
高校生で作家デビューをした先輩と、彼女を慕う後輩。
二人は文芸部の部室で穏やかな心中をする。
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③『ひまり天気予報』
https://kakuyomu.jp/works/16816927861482344235
――娘はいつもその日の天気をぴたりと当てる
【お題:第六感】
うちの娘には、きっと人並み外れた素晴らしい能力が備わっている。
そう信じてしまうのは、親馬鹿なのでしょうか。
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④『笑うAI』
https://kakuyomu.jp/works/16816927861572001514
――みんなは大ウケしてるのに俺だけまったくわからない。
【お題:お笑い/コメディ】
大学生二年生の内藤は今日も叫ぶ。
「こんなバイト、辞めてやる!」
原因はバイト先の先輩だ。そう、彼女はとても奇行が多い。
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⑤『骨董品店の夜』
https://kakuyomu.jp/works/16816927861627668744
――骨董品たちの騒がしい夜。この店で一番古いのは誰?
【お題:88歳】
とある骨董品店。
商品たちは人間が寝静まった夜に盛り上がる。
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⑥『【閲覧注意】しあわせのとり』
https://kakuyomu.jp/works/16816927861676628798
――その鳥は、美しい鳴き声で禁書の言葉をさえずる
【お題:焼き鳥が登場する物語】
世界から争いをなくす方法や誰もが幸せに暮らせる国について書かれた本が、国王によって禁書に指定された。
その本が燃やされるとき、美しい鳥が生まれる。

【解説】
https://kakuyomu.jp/works/1177354054894177887/episodes/16816927861704987563
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⑦『【エッセイ】小説のネタ出しが捗る『4Bの法則』』
https://kakuyomu.jp/works/16816927861755594251
――ネタが思い浮かばなけりゃひとまず風呂に浸かれ!!
【お題:出会いと別れ】
PCやスマホの画面の前で頭をひねるだけが「ネタ出し」ではない!
環境を整えることでネタがみるみる降ってくる!
「4B」の説明と具体的な事例をわかりやすく紹介。
今日からあなたの「ネタ出し」に革命が起きる! ……かも?
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⑧『私の中の小人さん』
https://kakuyomu.jp/works/16816927861818676921
――私の目には見えない小さなヒーローは、この体の中にたしかに存在している。
【お題:私だけのヒーロー】
ほのかは幼い頃から体が弱く、よく熱を出していた。
そんな彼女に父は言う。「ほのかの体の中には小人さんたちがいっぱいいて、病気と戦ってくれるんだ」と。
性別のない「ヒーロー」の話を書いてみました。
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⑨『【閲覧注意】ねごで様』
https://kakuyomu.jp/works/16816927861878297673
――猫から借りた物はちゃんと返して欲しいにゃ(ΦωΦ)
【お題:猫の手を借りた結果】
北関東にある「猫手(ねこのて)神社」はどんな願い事でも必ず叶えてくれるという。
Googleマップにも載っていないその場所を、私はようやく探し出した。
勤めているブラック会社を無断欠勤し、神社へ向かうその道すがら、奇妙な男に声をかけられた。
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⑩『【閲覧注意】真夜中のウーロン茶』
https://kakuyomu.jp/works/16816927861964319377
――赤黒いどろりとしたものが口の中に入ってきて、夜の闇に溶けていった
【お題:真夜中】
深夜2時。ペットボトルのウーロン茶を飲む。
どうやら古くなっていたようだ。なんだか胃がおかしい。
※ホラーではありませんが、少し不気味かもしれません。
※食事の前後には読まないほうがいいかもしれません。
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⑪『君の誤算』
https://kakuyomu.jp/works/16816927862016980148
――死んだ幼馴染から日記帳が送られてきた
【お題:日記】
疎遠になっていた幼馴染から、一冊の日記帳が届いた。
そこには、会社での壮絶なパワハラやいじめの様子が書かれていた。
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●KAC2022お題 まとめ
1回目:二刀流
2回目:推し活
3回目:第六感
4回目:お笑い/コメディ
5回目:88歳
6回目:焼き鳥が登場する物語
7回目:出会いと別れ
8回目:私だけのヒーロー
9回目:猫の手を借りた結果
10回目:真夜中
11回目:日記
※7回~11回はユーザーからのお題。

●KAC2022について(公式サイト)
https://kakuyomu.jp/special/entry/6th_anniversary#menu2

●おまけ
手癖で書いたらあまりにも暗い話が多くなってしまい、②『僕と先輩の緩慢な心中』について思わずこのような嘘のあらすじを書いてしまいました。

高校卒業後、十年ぶりに顔を合わせた先輩と僕。
なんと先輩は、僕らが漫画研究部の活動の一環として作った部誌を持ってきていた。
「ククク……この黒歴史を世間にバラ巻いてやる!」
「やめてください! そんなことをしたら二人とも社会的に死にますよ!?」
こうなったら死なばもろとも! 僕はカバンから先輩が描いた同人誌【18禁】を取り出す。
「そっちがその気なら、こっちだって!」
これは、そんな僕と先輩の、くだらない再会の物語である。

ここまで読んでくださってありがとうございました!

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