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主要な登場人物(第十一章②)
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■アレクサンドロス・ガンナス(20歳)
冒険者・ルカ帝国公爵・皇帝直属監察官(シャルムナク)。風の魔術の大家。所持品はエルドラの弓矢/アルクウッドの棒/ダイヤ原石100個。手持ち金貨4,000万枚。
特殊能力「蛮勇」(恐れを知らぬ力と勇気の発動)と特殊能力「英雄」(体力が10%を下回ると一気に回復して元に戻る。以後、体力が10%を割るたびに底力が増す)を持つ。
■アウリナ(37歳)
ヤーラの巫女長。アレクの元正妻。水と光の祭祀系譜に連なる才に優れ、ヤーラの加護と通行の権威を掌る。アレクとのたった一回の交合で娘を授かり、アレクの希望により別れる。アレクと別れてから12年の月日が経過している世界にアレクたちを呼び寄せた。
■ラフィーナ・ガンナス(12歳)
ヤーラの巫女長後継者。アレクサンドロス・ガンナスとアウリナの間に生まれた娘。実はラフィーナ・エルデンの生まれ変わり。次期作品のヒロイン。アレクによって15歳まで鍛え上げられる。
■ヤオ・ジン(38歳)
第二側女(格闘技教授担当)。兵2,000と大砲100を率いてハミド派を制圧。反乱収拾後、カリスタ族の族長を拝命する。
■ルミラ(30歳)
第六側女(魔法戦士)。
・アウリナの長姉。
・かつて黎明巫女長の座を争い敗北、以後は自らの娘に権力を継がせようと画策していた。
・誇り高い戦士で、九河盟議の有力な一族を率いる。
・アウリナとアレクの結婚によって計画が潰え、アレク襲撃を決意。
・得意魔法:
①|九河縫《きゅうがぬ》――水脈を縫い止めて地形や兵を拘束する。
②|暁鏡《あかつきかがみ》――自身の『暁影』を複製して身代わりにし、一撃をかわす。
・最後は敗北し、アレクに服従を誓わされ、彼の側女となることを受け入れる。
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■カラン(24歳)
カラ人の青年。妻ヤニとともにアレクに救出される。焼黒土を用いた畑作と雨季の狩猟に通じ、赤根台地で放牧を始める準備を進めている。次回からアレクの従者として行動をともにする。
■ヤニ(21歳)
カラ人の若妻。焼黒土づくりの技を受け継ぎ、飼い葉や豆の畝立てが得意。夫カランと協力して牧の管理に当たり、次回からアレクの従者として同行する。
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