こんにちは、埴輪です!
余りの暑さにエアコンがオーバーヒートし、電源を入れてもすぐに落ちるという状況に陥りましたが、「室外機を冷やす」ことで何とか復旧しました!
あの、冷やして欲しいのはこっちなんですが……!
それはともかく。
今日は「おすすめレビューをされやすい作品」について書いていきます!
これまで見てきた通り、コンテストで大賞を取るためには数多くの「おすすめレビュー」を獲得することがです。(ここで言う「おすすめレビュー」は「★とひとこと紹介及び本文があるレビュー」のことです。)
まず前提として、作品には「それを読んだ読者がお薦めしたくなるような面白さ」が求められます。
それはどういうものか……というのが最も知りたい情報だと思いますが、こればかりは可視化できるものではないので、明言することはできません。
……と、これでは話が終わってしまうので、自分の場合はどうだろうと考えてみた結果、以下のようなことに思い至りました。
『作品を読み終えたからといって、必ずしも感想を伝えたいと思うわけではない』
しみじみ噛み締めたいとでもいいますか、作品を通じてた得たものを自分の中だけで大切にしたいとでもいいますか。
本来、作品は読み終わったらそこで終わりです。
読んでいる間に感じた想いは心に残りますが、それはあくまで読者の個人的なもの。
それを誰かに伝えるのは「おまけ」のようなもので、誰かに薦めるため、感想を伝えるために作品を読むわけではありません。
ですが、カクヨム……それもコンテストの読者選考ともなると趣は大きく異なり、誰かに薦めるため、感想を伝えるために作品を読んでいるようなものです。
そんなの邪道だ!……と言いたいわけではなく、私はここでカクヨムにおける読者の作品に対する向き合い方を再確認したわけです!
そしてそこから、私は「誰かに薦めやすい、感想を伝えやすい作品」こそ、「おすすめレビューをされやすい作品」なのではないかと考えました。
……ああ、私は今とても当たり前のことを言っている気がしますが、それは今に始まったことではないので、このまま先に進みます!
さて。
「おすすめレビューをされやすい作品」を考える上で最適なのは、今最もおすすめレビューをされている作品を分析することです!
そこで、漫画原作小説コンテストランキングトップ作品「父さんな、デスゲーム運営で食っているんだ」(以下「父さんな、」)に再登場願いました!
そして、これから見ていくのは「おすすめレビュー」そのもの。
現時点(2016年8月9日)で「父さんな、」に寄せられている全ての「おすすめレビュー」……その「ひとこと紹介」を抜き出してみました!
1:なにこのパピー・・・チートじゃないっすか?(登場人物)
2:げへへ、早く人殺してえぜ……。連日方程式、難しいぜぇ……(台詞)
3:父の底力とはこういうものだ!(登場人物)
4:父さん…(登場人物)
5:斬新な世界観に脱帽(称賛)
6:お父さんの頑張りが、もう(登場人物)
7:パパ頑張る!(登場人物)
8:お父さんの見方が変わる。大切なお父さん。(登場人物)
9:お父さん主人公の魅力(登場人物)
10:最高に面白い見事な表現。(称賛)
11:これは面白い発想(称賛)
12:デスゲーム系ストーリーの斬新な切り口(紹介)
13:この発想は無かった(称賛)
14:狂気とギャグの調和(感想)
15:めちゃくちゃ面白い(感想)
16:冷静に強烈(称賛)
17:働く父のかっこよさ! やはり父さんはこうでないと!(登場人物)
18:デスゲーム運営こそデスゲーム並のデスマーチ(感想)
19:優しさと厳しさ(感想)
20:なにかと人気な『デスゲーム』の裏側を教えます。(紹介)
21:最高だ。(称賛)
22:お父さんがんばれ!(登場人物)
23:パパ無双(※物理的に)。(登場人物)
24:デスゲーム運営って楽じゃないんだな……(感想)
25:アクシデントの連続に運営の胃がピンチ(紹介)
26:キャッチ―なフレーズから醸し出される清々しい程の歪さ(紹介)
……文末の括弧書きは私が直感で分類したものですが、こうして一覧で見てみると、一つの事実が分かります。
それは、「作品を紹介するおすすめレビューが少ない」ということ。
もちろん、レビュー本文でお勧めしている方もいますが、作品を一言で紹介しようとした場合、そこに書かれるのは登場人物についてだったり、感想だったり、称賛であったりすることが多いようです。
つまり、「おすすめレビュー」という名称ではあっても、その実は普通のレビューと何ら変わることはなく、薦めやすいことよりも、感想を伝えやすいことの方が重要だということです。
「父さんな、」の場合は「父さん」と「デスゲーム」に関して多くの感想が寄せられていますが、両者とも作品の肝となっており、このように特徴が明確な作品の場合は、そこを主軸にして文章を組み立てれば、作品そのものに言及することにも繋がり、大変お手軽です!
それでは複雑な作品はおすすめレビューがされにくいかといえば、その複雑さが特徴と成り得ますし、平坦な作品もその平坦さが特徴となり得ますが、それらは時としてはデメリットとなる場合もあり、それがなぜ作品の魅力となったかを説明する必要があることを考えると、特徴のある作品よりは感想を書く敷居が高いと思われます。
その上、そうして書き上げた感想、作品の面白さは個人的なものとなりがちで、多くの人の共感を呼ぶかは出たとこ勝負である一方、明確な特徴がある作品の場合は、多くの人がそこを面白さの軸として捉えるので、共感を得やすいと思われます。
つまり、分かりやすい特徴は感想の書きやすさにつながるだけでなく、共感の得やすさにもつながることから、「おすすめレビューを書かれやすい作品」とは「誰もが一目でそうと分かる特徴を備えている作品」となるのではないでしょうか?
……分かったような、分からないようなという感じだと思いますが、ここで「おすすめレビューが書かれにくい作品」が辿る運命についても触れておきます。
それはもちろん「おすすめレビュー」がつかないということですが、カクヨムには幸か不幸か★という受け皿が存在します。
これが少々厄介で、「ひとこと紹介や本文が書きにくい作品だけど、評価はしたい」場合、★のみをつけるという選択肢があるのはありがたい一方、「★とひとこと紹介及び本文があるレビュー」との宣伝効果の差は、前回見た通りです。
★のみつけるか、ひとこと紹介と本文もいれるか……共に作品を評価することに変わりはありませんが、両者にに明確な宣伝効果の差が生じている以上、そこで「ひとこと紹介と本文を入れよう!」という気にさせる作品なのか、そうではない作品なのかで、大きく明暗が分かれます。
……それ以前に★が入らないという問題もありますが、その場合も★にこだわるのではなく、いかにすればひとこと紹介と本文がある「完全なおすすめレビュー」をつけてもらえるのかを意識した方が、問題の解決に近づくのではないかと思います。
その問題の解決方法を知るためにこの近況ノートをご覧頂いている方には大変申し訳ないのですが、私もその問題解決に向けて必死に取り組んでいるところで、この近況ノートもその一環であると言えます。
御託はいいから面白い作品を書いて投稿すればいい……それも一つの解決方法……というより、唯一無二の解決方法ですが、それをやらずにこうして長々と近況ノートを書き続けている理由は一つで、面白い作品ならもう書いているからです!
……我ながら大きく出ましたが、それだけ今回の作品「アルケミー∞ウェイスト ~落ちてきた歌姫~」には自信がある私です!
だからこそ、「評価されない」「ランキングが上らない」といった問題に対して、「評価されるような面白い作品を書く」という解決策に走ることなく、それ以外に尽くせる方法やこれやと模索している訳です!
なので、私は少なくともこの漫画原作小説コンテストの読者選考期間が終了するまでは、「我が作品こそ至高!」という体でいきます!
それで最後まで戦い抜いた先にこそ、「その次」があると思うからです!
……というわけで、これまで「漫画原作小説コンテスト」で大賞を取るための方法を考えてきましたが、明日からは「実践編」に突入します!(シリーズタイトルは同じだと思いますが……!)
私が今、漫画原作小説コンテストで大賞を取るために何をしているのか、また何をしなければならないのか。
それらについて、時間が許す限り書いていきたいと思います!(実践する時間も確保しないといけないので……!)
では!