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「漫画原作小説コンテスト」で大賞を取るための方法(を考える)⑦ ~徹底攻略!おすすめレビュー・その2~

こんばんは、埴輪です!

今日は早速、「二種類のおすすめレビュー」について書いていきたいと思います!

「二種類のおすすめレビュー」とはすなわち……「★のみのレビュー」と「★とひとこと紹介及び本文があるレビュー」の二種類です!

「同じじゃないか!」……と言われればそうなのですが、この二つには全く別物といっていいほどの違いがあります。

それは、宣伝効果です。

前回見た通り、「おすすめレビュー」は作品を他の読者に薦めるためのものです。
つまり、「おすすめレビュー」をするということは、その作品を宣伝するということになります。

もちろん、「★のみのレビュー」と「★とひとこと紹介及び本文があるレビュー」を比較した場合、情報量が多い後者の方が宣伝効果が高いことは明らかですが、実際どれほど違うのかを見ていきたいと思います!

……とその前に、まずは「★のみのレビュー」の宣伝効果を確認しましょう!

★が増えるとランキングが上り、人の目に触れる機会が増えます。
なぜなら、カクヨムにはジャンル別、コンテスト別、集計期間別など、様々なランキングが用意されているからです。
ランキングを上げること……それがカクヨムで多くの人に作品を読んでもらうために必要なことです。
そして、ランキングが上ればさらに多くの人が作品を読んでくれる……この相乗効果が、カクヨム及びコンテストの肝となります。(後で改めて言及します。)

そして、★の数が多い作品は多くの人からお薦めされているということであり、それなら読んでみようという一つの判断基準となります。

……これらが★の主な効果ですが、実は他にも宣伝効果があります。
それは作品ではなく、評価者自身の宣伝効果で、実は「★のみのレビュー」をした場合、その事実を作品側から参照することができるのです。

それがいかなる効果を生むかと言えば……ここでは単純に、評価者の名前
が人の目に触れる機会が増える、ということにしておきます。
名前だけじゃと思うことなかれ、「この人の名前、よく見かけるなぁ」「この名前面白いなぁ」……などと関心を持って貰えればしめたもので、その印象が「誰の作品を読もうか……」という段階で、思わぬ効果を生むかもしれません!

……以上が、「★のみのレビュー」の宣伝効果です。
ここに、「ひことこ紹介及び本文」が加わると一体どうなるのでしょうか?

まず、「ひとこと紹介及び本文があるレビュー」がついた作品は、カクヨムのトップページにある「新着おすすめレビュー」に表示されます。

トップページは最も人の目を集める場所であり、そこに作品が表示されるだけでもかなりの宣伝効果が期待できますが、さらに「新着小説」や「ランキング」よりも上段、より目立つ位置に表示されるわけですから、作品にとってはまさに晴れの舞台だと言っても良いでしょう!

「新着おすすめレビュー」に表示される作品は六作品までと狭き門ではありますが、時間帯などによって違いはあるものの、少なくとも数十秒、長ければ数分の間、その場に留まることができます。

「えっ、たったのそれだけ?」……などと思うことなかれ。

同じく六作品まで表示される「新着小説」などは、これも時間帯になどによって違いはあるものの、作品がそこに留まれる時間は秒単位で、「表示された!」と喜んだのも束の間、ブラウザを更新したら影も形もない……なんてことはざらです。

そう考えると、「新着おすすめレビュー」に作品が表示されることがいかに凄いことであるか、お分かり頂けるのではないでしょうか?

そして、「ひとこと紹介及び本文があるレビュー」の宣伝効果はこれだけはなく、「ひとこと紹介文及び本文」そのものもの、大きな宣伝効果を秘めています。

というのもの、「ひとこと紹介及び本文があるレビュー」は読者からの目線で作品について書かれているので、作者自身による作品紹介よりも、信頼性が高いと期待できるからです。

さらに、その「ひとこと紹介及び本文」が魅力的で、ぜひ作品を読んでみたいと読者に思わせるようなものであったら……その宣伝効果は計り知れません!

しかも、「ひとこと紹介及び本文」は、評価者にさらなる宣伝効果をもたらします。
魅力的な紹介文を書けるということは、それを書いた人物が印象に残るだけでなく、その人がどんな作品を書いているかも気になりませんか?

また、ユーザーのプロフィール画面では、「ひとこと紹介及び本文があるレビュー」をつけた作品の一覧を、「ひとこと紹介文及び本文」と共に参照できます。
それはつまり、「ひことと紹介文及び本文があるレビュー」は、そのまま一つの作品であることを示唆しているのですが……この辺りについては、また後日詳しく述べることになると思います!

さて。

以上が「ひとこと紹介及び本文」の宣伝効果ですが、ここに「★のみのレビュー」の宣伝効果を加えた結果を、以下にまとめます。(ここでは、評価者の宣伝効果については言及しません。)

◎★の増加によるランキングの上昇 → 認知度の向上(持続的)
◎★の増加による期待値の上昇 → 読まれる可能性の向上(読者が判断)
◎トップページに表示される → 認知度の向上(瞬間的かつ爆発的)
◎評価者の紹介文 → 読まれる可能性の向上(読者の判断に影響)

一つの「★とひとこと紹介及び本文があるレビュー」によって、これだけの宣伝効果が作品にもたらされるわけですが、これは以下のシナリオも示唆しています。

1:読者が作品を読み、「★とひとこと紹介及び本文があるレビュー」をつける。
2:作品が「新着おすすめレビュー」に表示される。
3:それを見た読者が作品を読み、「★とひとこと紹介及び本文があるレビュー」をつける。
4:作品が「新着おすすめレビュー」に表示される。
5:それを見た読者が……以下略。

この繰り返して作品の★は増加、ランキングも上昇し、それによる宣伝効果がさらなる読者を呼び、ランキング上位作品の★は増える一方、宣伝効果も高まる一方、ランキング下位作品との差は開いていく一方……これが、コンテンスト、ひいてはカクヨムの現状です。

もちろん、この流れに乗るためには、作品が誰かにお勧めしたくなるような素晴らしい作品であるという前提が必要ですが、一度でも流れに乗ってしまえば、あっという間にランキング上位にのし上がり、その場に長らく留まり続けることができるシステムであることは、疑いようもありません。

つまり、この流れに乗ることができるか否か……どうやら、ここにコンテストで大賞を取るための鍵がありそうです!

ここまで話を進めると、今までは敢えて距離を取っていた作品の中身というものにも言及せざるを得ません。

そこで、今日はここまでとさせて頂き、また明日、「おすすめレビューをされやすい作品」という切り口から、コンテストで大賞を取るための方法に迫ります!

では!

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